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『首コリ治療が日本を救う』

トピックス『首コリ治療が日本を救う』
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第4章:慢性的な痛み

トピック4 枕の選び方

「枕が合わないんですかね?」
「最近枕を変えたら首が痛くなった。。」
「どの様な枕を使ったら良いんですか??」
そんな声をよく聞きます。有名家具メーカーの寝具の担当から、枕の寿命は3年間という話を聞きました。枕外来という意味不明な診療科もある位ですから、こだわる人はこだわるのでしょう。枕で悩む人がいるなら、首のコリを治すように勧める方が親切だと思うのですが...。私は枕を15年使ってますから、随分と長持ちしていますね。私の枕へのこだわりはと言いますと、この枕が合わないと思わないようにしようという事でしょうか。

結論を言いますと、枕は悪くないのです。人は、悪い筋肉を伸ばす習性があります。腰が痛い人は腰を曲げますし、首が悪い人はPC作業の時に首を前に出します。お尻の筋肉が悪い人は殿筋を伸ばしたいので足を組みます。勘違いしている人が多いようですが、決して足を組むのが悪い訳ではありません。殿部の筋肉が悪いから、足を組んでしまうのです。
枕も同じように、枕を変えても初めのうちは良いかもしれませんが、日々変わる首の調子についていけず、きっとまた枕を変えたくなるでしょう。
右を向いて寝る人は、高い枕を使えば右の肩甲挙筋という筋肉が伸ばされて楽に感じるはずです。しかし、左を向いたら違和感があるでしょう。

そんな具合に枕を変えるということ以前に、首のトリガーポイントに対して治療を行うことで、どんな枕にも対応できる首作りをした方がよいと言えます。首の状態がよければ、今お使いの枕にも愛情が出てくると思います。もしも今の枕が合わない時は、バスタオルを畳んで、心地良い高さにして使うといいでしょう。痛みを枕の責任にしてしまっては、枕も泣き枕になってしまうでしょう。

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