症例報告
症例報告
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不眠

主訴

眠れない。
ここ2〜3日ずっと寝ては起き、寝ては起きの繰り返しで眠りが浅い。
立ち仕事をしており、フラフラ感が強い。
薬を飲むと少し眠れるが、寝た気があまりしない。仕事にも支障が出てきた為治してほしいと言う事でご来院されました。

視診・触診

頚部の筋肉に浮腫が強い。顔色が悪い。
触診では頸部及び背部に筋肉の緊張と皮膚緊張が見られた。

治療

手技療法を行っても筋肉の緊張及び皮膚緊張が強く、負担になる可能性があった為、鍼治療を中心とした治療を行いました。

治療結果

治療後は深く眠ることが出来、翌日とても楽であった。
しかしながら2日目はまた不眠症状が出現する。
治療すれば眠れるというのを2〜3回繰り返しようやく眠れるようになる。
現在は不眠症は治ったが、首の筋肉のコリや背部の筋緊張がまだ見られる為現在も継続治療中。

まとめ

季節の変わり目の不眠症

最近眠りが浅いといったお話を患者様からよく聞きます。
季節の変わり目=自律神経の乱れやすい時期、、、でもありますので、リラックスする副交感神経がうまく働かない事が多いです。
副交感神経の機能が働かないことにより、様々な不定愁訴が出現することもあります。
それらの症状は筋肉のコリによるものが多く、コリを根本的に治さないとなかなか改善することはありません。
鍼の響きは副交感神経機能を活性化させる効果があることが研究からもわかっています。

<季節の変わり目に多い症状>

頭が痛い、頭が重い
首が痛い、首がこる
肩が張る、肩がこる
かぜをひきやすい
めまいやふらつきがある
振り向いたときや歩行中に不安定感がある
吐き気がある
夜、寝つきが悪い。途中で目覚める
血圧が不安定
温かい場所に長時間いられない
異常に汗をかく
静かにしていても心臓がドキドキする。動悸がする
目が見えにくい、ぼやける
目が疲れる、目を開けていられない
まぶしい、目の奥が痛い
目が乾燥する、涙が出やすい
唾液が出やすい、出過ぎる
微熱が出る
胃腸の調子が悪い、腹部膨満感がある
だるくて横になりたくなる
疲れやすい、全身に倦怠感がある
やる気が出ない
天気が悪い日やその前日は症状が強い
気分が落ち込む
集中力が出ない
不安感
イライラする
根気が出ず仕事に影響が出る
のぼせ、手足の冷え、しびれ
胸の痛み、圧迫感、しびれ
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