症例報告
症例報告
image image

頭痛

主訴

頭痛。
長年の頭痛がある。
毎週痛みが出る事に薬を服用していた。しかし最近薬を飲んでもすぐにまた頭痛が出るようになってしまう。
2年前から肩から腕にかけての痺れっぽい症状も出ている。
最近特に疲れやすく、ストレスを感じやすい。
呼吸も浅く、眠りも浅いなどの不定愁訴が出てきている。

根本的な解決を、、、という事でご来院頂きました。

視診・触診

視診では背部に湿疹が出来ており、多汗などの交感神経緊張症状が診られた。
触診ではストレートネックなどが診られ、首の筋肉の緊張は強度であった。

治療

後頭骨付着部を中心とした筋肉に対するトリガーポイント療法

①僧帽筋
②頭半棘筋
③頭板状筋
これらの後頭骨付着部を中心に治療を行いました。

1回目~3回目:特に変化はない。治療後にダルくなる。
4回目~6回目:薬を飲まなくても1週間過ごせる日が出てくる。

表層の筋も大分筋緊張が緩和されてきた為、後頭部の最深部に存在する後頭下筋群に対してもアプローチを行い始めました。

7回目:症状に波はあるが、大分良くなる。
8回目:薬を最近飲んでいない自分に気がつく。

その後数回の治療で症状は消えたようです。

まとめ

関連痛

『頭痛』という言葉が当たり前の様にあります。
変なことを言うようで申し訳ないのですが、頭痛とは、「頭が痛いと感じている症状」です。
病気ではありません。

トリガーポイントには関連痛という概念があります。
筋肉に作られたトリガーポイントが、その部位とは違う場所に痛みや痺れを引き起こすものです。
頭痛は後頭骨に付着する筋肉のトリガーポイントが引き起こす関連痛です。
薬は症状を抑えるのみです。決して頭痛は治りません。
後頭骨付着部のトリガーポイントが治れば頭痛そのものが根治するのです。
image