脳の誤認と自律神経症状が関わる左股関節の痛み・両足の痺れ
【50代女性】
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左股関節の痛み。
長年の症状である。
ひどい時は常時痛みがあり、それに伴い痺れも強く歩行が困難になる。
初めの頃は膝下辺りの痺れが目立っていたが、それが軽くなると同時に各部位に痛みと痺れが出てきてしまった。
整形外科や接骨院など、過去に様々な治療を受けたが全く改善がない。
転院が多く、改善も診られないため、気分的にも大分落ち込んでいる。
ホームページを見てご来院してくれました。
視診では腰椎の前腕が強く診られました。
触診では中殿筋に目立つ筋硬結が診られました。
中殿筋・前脛骨筋。
1回目:ダルさが2日続く。
3回目:改善は無いが、治療後の心地の良いダルさが続く。今までの治療よりは変化が出ているので希望が出る。
5回目:痛みに変化が出る。10→7
10回目:自覚症状が半分になる。7→5
11回目~15回目:自覚症状が5のまま、変化が無くなる。
症状の変化が無い原因は、長年「股関節が痛い・足が痺れる」という自覚症状に悩んでいた事による脳の誤認の可能性と、自律神経の乱れによる痛覚過敏状態にあると判断し、股関節の治療はそのまま継続しながら頚部のコリを除去し、自律神経機能を整える方向に変更しました。
16回目:首の治療を始めて早々、股関節や足の痺れ感の自覚症状に変化が出る。5→3
18回目:日常生活は特に症状に気にすることなく送れるようになる。3→2
その後数回の治療で症状は消えたようです。