症例報告
症例報告
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常に痛む左肩・首・腕の痛み。日々感じる身体の歪み

主訴

首・肩・背中・肩が常に痛む。特に左肩が辛い。
過去に足を負傷したことがあり、それがキッカケで全身的に歪んでいるような感覚が毎日ある。
フラフラしているような感覚がありバランスを取るのがストレスに感じている。原因不明の顎の痛みや歯の痛みがあり、現在も歯医者に通院している。
マッサージには10年通っているが、痛みの改善にはならない。
ひょっとすると身体のトリガーポイントが原因かもしれないと感じ、インターネットで調べた。
今まで何回か鍼治療を受診したことがあるが、どうも苦手で力が入ってしまい改善には至らなかった。
身体の歪みが気になり、首の痛みも強く、最近眠れなくなってきてしまった。
この体を何とかして欲しい。。。という事で当院にご来院されました。

視診・触診

視診では肩甲骨の高さの異常が強度にあり、常に肩甲骨周辺に筋緊張がある事がわかった。
首も浮腫みが強く、触診が困難な状態だった。

鍼が苦手ということもあり、霞鍼(かすみばり<凄く細い鍼>)にて治療を行うことにしました。

治療

周りの筋肉に負担をかけないよう細心の注意を払いながら手技療法を行い、細かく鍼治療を行いました。

1回目:浮腫みが消失する。
2回目:首が回るようになる。
3回目:身体のバランスを気にすることも無くなる。夜痛みで目がさめることが無くなる。
4回目:順調に回復している。

その後数回の治療で症状は消えたようです。

まとめ

歪みとは?

側わん症・先天性股関節脱臼などによる先天的な歪みというのは完全に元に戻るというのは難しいことです。
しかしながら多くの場合歪みを気にしている人は骨が歪んでいる訳ではなく、筋肉のトリガーポイントが原因で歪みが出現しています。
例えば背中にトリガーポイントがあれば背中を伸ばすため猫背になります。
腰にトリガーポイントがあれば姿勢も悪くなるでしょう。
首にトリガーポイントがあればパソコン作業などの時に首が前に出てしまいます。
殿部にトリガーポイントがあれば無意識に足を組んでしまうでしょう。

『トリガーポイントがある筋肉は無意識に伸ばしてしまう』という人間の身体の法則があるのです。
これが歪みの原因であるため、トリガーポイントがなくなれば姿勢は戻ります。
歪みも強度でなければ改善するでしょう。
スカートを履いていたら回ってしまう,,というのも歩き方の無意識なクセがあるからです。
肩甲骨の高さなども肩甲骨には17個の筋肉が付着しているため、どこかの筋にトリガーポイントが出来れば自然と高さは変わってきてしまいます。
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