症例報告

症例報告
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夜布団に入ってもなかなか寝付けない...皮膚緊張の鍼灸症例

なかなか寝付けない

主訴・問診

不眠。夜、布団に入っても2時間ほど眠れない状態が続いている。

肩こりや頭痛、眩暈がある。更年期かと思い婦人科へ。

漢方などを処方され服用している。徐々に寝付きも悪くなる。

最近では布団に入っても2時間ほど眠れない。眠れたとしても浅く、疲れが取れない日々が続いている。貧血もひどく、グルグルとした眩暈が時々現れる。

振り向いた時にフワッとして倒れそうになる事もある。鍼治療は初めてだが、当院患者の紹介にて御来院。

言葉に元気がなく目も虚ろ

視診・触診

問診時から大分気力も無く、言葉に元気がない状態。目も虚ろな感じ。

皮膚緊張も強く、触診では頚(特に側頚部)に強い浮腫が診られました。

初めは細めの鍼を使って治療

治療

初回→皮膚緊張が強かった為、初めはストレスなど考慮して細めの鍼(霞鍼)を使って皮膚緊張及び浅い層の筋肉までの治療を行なった。

2回目→初回治療時は今まで無いくらいによく眠れた。もっと早く治療をすれば良かったと後悔する程。肩こり感はまだ残る。めまいも残る。しかし良い。

5回目→この頃には全ての症状がほとんど消失。しかし鍼を受ける事により身体がリセットされる感覚が心地良い。

まとめ

皮膚緊張とは

視診・触診でよく診るのが『皮膚緊張』。

筋肉そのものが浮腫む『筋浮腫』というのもよく診ますが、明らかな自律神経異常による交感神経緊張がみられる場合は多くの場合皮膚が硬くなっている事が多いです。

皮膚が硬くなる原因は①ストレス②睡眠不足。

睡眠不足が続きストレス…睡眠不足…ストレス…と負の連鎖が続きます。負の連鎖を断ち切る為に皮膚緊張を取り除く事は治療の初歩として臨床的に重要です。

皮膚緊張を取り除く事によりその下にある筋肉の動きも活発化していきますので鍼治療にまだ慣れていない患者には先ず皮膚緊張を緩める…という治療方針でも良い結果に繋がることは多いです。

初めから奥の方まで緩めると刺激量の過多なども起こりやすいので注意が必要です。
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