症例報告
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ワクチン接種後からの歩行困難〜相談件数増加してます〜

主訴

ワクチン接種後(5回目)からの歩行困難

問診

一昨年、5回目のワクチン接種をする。その日の夜に足に力が入らなくなり、起き上がれなくなる。
救急車を呼び、そのまま入院となってしまった。
その後も歩行は困難。今まで海外に行くほど元気だったにも関わらず、急にそのような状態になる。

因果関係は不明だが、何か身体で起こっているのではないかと医師からも言われる。

その後3ヶ月で心不全が起こる。集中治療室へ。
命は助かり退院するが、自宅でも車いす生活になってしまった。

とにかく足に力が入らない。ほぼ寝たきり生活である。

元々大学教員で、海外交流が盛んな人生を歩んでいた。

もう一度海外に行かねばならない所があるらしく、どうしても治したい。

ご家族の紹介にてご来院されました。

視診・触診

車椅子移動。車いすからの補助ありでベッドへの仰向け姿勢は可能。

自力では直立困難である。
大腿部・下腿部は細くなり、股関節部に異常な硬結が指でも確認できた。

治療

①大腿筋膜張筋
②大腿四頭筋
③前脛骨筋
④下腿三頭筋
のトリガーポイントを仰向け姿勢で治療する事にした。

治療結果

初回:歩行や疼痛に変化はないが、血流が良くなった自覚がある。

3回目:疼痛は減少10→5。まだ歩行は困難。

6回目:院の前までは車いす。
そこからは杖移動できるまでに回復。

8回目:疼痛はほぼ完治。
半年間の車いす生活から卒業できる。

12回目:杖での移動による歩行が出来るようにまで回復。

現在治療を一度終了し、海外へ行っているとの話を聞きました。

まとめ

ワクチン後遺症と呼ばれる様々な症状や病気

ワクチン接種後に様々な病気や症状に悩まされる方が多いです。
因果関係は不明です。
今後明らかになる…という流れでもなさそうです。

ただ、ワクチン接種後からの身体の異常に悩むる方が多い現実があります。
相談も多いので、放っておけない。治せる部分は治してあげないとなりません。

国立おざわには、『鍼治療という東洋医学な目線で身体を診て欲しい。』
『とにかくこの辛い状況をなんとかしてほしい』…という依頼が多いです。

①免疫力低下(風邪を引きやすい)
②謎のじんましん
③全身の痒み(頭に多い傾向)
④帯状疱疹(後の神経痛も含む)
⑤膠原病の増加
⑥癌の急激な発生
⑦慢性疲労症候群
⑧脳血管障害
⑨心疾患
⑩脳下垂体腫瘍…が国立おざわで相談を受けた症状群です。

他にもアレルギー症状や呼吸器症状、めまいなどの耳鼻咽喉科疾患なども相談件数は多めです。
(最近特に60代~80代の相談件数が多い)(疑いも無くワクチンを頻回にわたり打っている年代)

『免疫力低下による風邪を引きやすくなった…などの体質異常・痒み・帯状疱疹後神経痛・慢性疲労症候群』はトリガーポイント治療による効果が認められる為、相談件数がかなり多めです。

免疫と自律神経に関わる症状がワクチン後遺症では多い印象があります。

トリガーポイント治療は自律神経免疫療法として効果を発揮する治療法の一つです。


『盲目社会に対するは、獣勇なかるべからず』

福沢諭吉の言葉です。
現代は盲目社会です。
このタイミングでお札が変わりますが、この福沢諭吉の言葉は現代社会において大事な言葉だと私は感じています。
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