症例報告
症例報告
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低気圧が近づくと起こる激しい頭痛(約25年間)

主訴

低気圧が近づくと起こる激しい頭痛(約25年間)

問診

学生の頃から定期的に激しい頭痛に襲われていた症例です。

①低気圧が近づいてきた時
②精神的なストレスを感じて寝不足になる時
…は必ずといっていいほど激しい頭痛が出始めていたそうです。

頭痛が出るたびに痛み止めを服用…
病院に行き様々な検査を行うも原因はわからず…。

最終的に整形外科で「コリが原因なんではないか?」と言われる。

筋肉が柔らかくなる薬?…と、痛み止めを処方されたが効果を感じないまま25年の時が過ぎた。

ここ最近、頭痛の頻度が上がってしまい、
頭痛が出た時に動けなくなり会社を休んでしまうことも増えてきたそうです。

このままではまずい…と思い、
同僚に相談したら偶然国立おざわの患者さん。
すぐに来院していただきました。

視診・触診

後頚部全体の浮腫が強い。
頭半棘筋停止部周辺・後頭下筋群を触診すると、頭痛の再現が起きました。

治療

認知覚の診られた
①頭半棘筋
②後頭下筋群(大後頭直筋、上頭斜筋)を中心に治療。

その他自律神経の調整を目的に僧帽筋・胸鎖乳突筋などの治療も同時進行で行いました。

治療経過

1回目
鍼の響きで頭痛が再現する感覚(「それが頭痛っぽい!!」というところ)があった。

最初はとても痛く感じたが徐々に馴染んでくる。
術後多少の重だるさはあるが初回の治療で10→5程度に楽になる。

この25年間で初めて『楽になる』『変化が出る』ということを体感。

3回目
5→3
長年の頭痛が軽減。
天気が悪い日も楽に過ごせることが増えてくる。
仕事を休むことが無くなる。

5回目~7回目
3→0。
頭痛は消失しました。

まとめ

近年また頭痛が増えてるその理由


2007年から創業して今年で19年目になります。

19年目になると、『病気の動き』が体感として分かるところもあります。

現代社会で増えている【病気】があります。
専門に分かれていわゆる『専門家』が増えたけど、、、なぜだろうか、、、問題が増えています。

病気も同じく。
専門家が増えたけど、病気も増えています。

スマホで世界と繋がっているけど、
身近の人とは繋がりを避けたり、、、

考えてみると、
数えきれない矛盾の中に我々は存在しています。

そこを哲学すると『疑』の一文字が浮かびます。

信用・信頼する為の『疑』は人間には必ず必要です。
病気も同じくです。

福沢諭吉が言ったように、
『盲目社会は獣勇なかるべからず』
観えないものを観ないと、真実さえ気が付きません。

さて、
『病気の動き』についてですが、
薬局でロキ〇ニンが2011年に発売されてから『頭痛』を主訴として来院する人が減りました。

19年やっていると『観えてくる観えないもの』…というのがあります。

2,3年前からでしょうか、
主訴が『頭痛』という人が増えてきています。

薬が効かなくなってきているのか、
薬を飲み続けている自分自身を哲学し始めたのか…
『ちゃんと治したい…』という人が増えています。

ちなみに頭痛という症状は、ほぼ100%トリガーポイントの処理で無くなります。
人によって首だけではなく顎周りの筋肉も関わっているので、頭痛治療の方程式を活用すれば、ほぼ確実に消えます。

長く薬を飲んでいる人ほど、
自分自身をごまかしています。

頭痛が日常の人は他の病気のリスクも上がります。

その辺も一緒に予防鍼をしていきます。
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