症例報告
症例報告
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イライラして気分が落ち込みやすい

イライラする。気分が落ち込みやすい。

主訴

イライラする。気分が落ち込みやすい。

自律神経が乱れ時々左耳の裏と後頭部にピクッとした痛み

問診

首コリは常に気になる。
顔に熱を持っているような感じで常に赤みがかっている。
なんとなく、首から頭にかけて血の巡りが悪いような気がする。
以前であれば気にならなかったようなことでイライラ。気分が落ち込みがちな日も増える。
心療内科を受診し、いくつか薬を処方してもらうも薬に依存したくないとのことで服用せず。
ここ3週間ほどは眠りも浅い。
睡眠導入剤もなるべく飲みたくないので、次の日が休みの週末は飲まない様にしている。
最近寝付きはよくなってきたが、夜中2回ほど目覚める。目覚めたあとは割とすぐ眠れる。

これらの症状がかれこれ半年以上前から続いている。少し仕事が忙しいというときはあったが、特にキッカケも思い当たらず。。。
約1年ほど前くらいから自律神経が乱れている感じ。
時々左耳の裏と後頭部にピクッとした痛みを感じることがある。
泌尿器科で男性更年期の治療も受けている。テストステロンの値が低いので注射をしている。
身体に負担をかけずに、自然な形で行える治療を探していたところ当院HPを見つけご連絡いただきました。

胸鎖乳突筋の浮腫みが強く診られた

視診・触診

首〜背中にかけて、皮脂の分泌が多く交感神経過緊張状態であることが伺える。
胸鎖乳突筋の浮腫みが強く診られた。

治療

治療

①頭半棘筋 ②胸鎖乳突筋をメインに治療を行った。

1回目:次の日、首コリが楽だった。しかし仕事で疲れてくるとやはり辛い。

2回目:睡眠の質が少し向上。

4回目:顔の赤みも消失。

8回目:夜目が覚めることが激減。ストレスを受けた時も首が凝りにくくなる。


10回目:症状は根治しました。

まとめ

トリガーポイントと皮膚所見

トリガーポイント(以下TP)が形成されることで診られる所見は様々ですが、そのうちのひとつとして【皮膚所見】というものがあります。

①皮膚の黒ずみ
②皮脂の過剰分泌
③立毛

これらはTPが形成されることで局所的に交感神経が過緊張を起こしているために起こる反応です。

今回の症例の様な、頸部〜背部にかけて皮脂の分泌が多くベタベタしているような皮膚感の方は日常生活に強いストレスを抱えてる方が多い傾向にあります。(ここ最近テレワークが増えた影響か、この様な皮膚の方が増えた気がします)

実際に触診をして筋肉の状態を確認する以外にも、人の身体にはさまざまなサインの形があります。それらを見逃さずに治療を行うことが根治への近道です。
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