症例報告
症例報告
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腰痛・すねの痛みと痺れ

主訴

腰が痛い。歩いているとバランスが悪い。
少し歩くと右腰・殿部・すねの痛みが出る。
テニスとゴルフが趣味だが、最近満足な動きが出来ない。
走ると腰が突っ張るような感覚がある。早く走れない。
朝起きた時にすねが痺れる。長い歩行時にも痺れが出る。
ご友人のご紹介で来院されました。

視診・触診

視診:歩行時に歩幅が狭く、骨盤が回旋していない。
触診:前脛骨筋・短腓骨筋・中殿筋・最長筋に硬結がみられた。
蓄積による腰部の筋緊張が骨盤回旋力を低下させ、様々な症状を出現させていると判断し治療を行いました。

治療

1回目~5回目:殿部の痛みは消失する。腰とすねの痛みは残る。
6回目~10回目:すねの痺れや痛みは消失する。長時間の歩行やテニス・ゴルフなど日常生活に支障が無いレベルになる。
11回目~15回目:腰の痛みだけ残る。しかし初めの頃よりは大分良い。残った腰(最長筋)のトリガーポイントを集中的に治療。

その後数回の治療で症状は消えたようです。

まとめ

腰の筋肉は骨盤に付着しています。
腰の筋肉の過緊張によって骨盤の回旋力が低下します。
すると①股関節②膝関節③足関節を構成する筋肉にトリガーポイントが形成されやすくなります。
それにより各部位に痛みが起こる事が少なくありません。
もちろん局所的な部分のみが悪いケースもありますので鑑別が必要です。

痛みは動きます。
一番痛い所を脳が「最も痛い」と感じます。
最後には頑固な場所が残ります。
その部位に形成されているトリガーポイントを治療する事により症状改善に至ります。
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