症例報告
症例報告
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5年以上続く首こり・肩こり

主訴

左の首が凝っている。3年前から症状が更に辛い。
肩こりは5年ほど前からある。
頭痛はあまり出ないが、左の側頭部付近に時々違和感を生じる事がある。これは1年ほど前から症状が悪化している。
顎の関節も悪い状態であり、少しずつ悪化している感覚がある。
整骨院に5年ほど前から通っている。カイロプラクティックも2年前から受診している。
しかしながら首がよくならないので、鍼治療を受診したく当院にご来院されました。

視診・触診

首や肩のむくみが診られた。
顔面部もむくみがある。
触診では頚部半棘筋・肩甲挙筋などの頚部後面の筋肉と側面の筋肉に過緊張がみられた。

治療

半棘筋・肩甲挙筋に対する鍼治療を行いました。

1回目から3回目位の治療まではあまり変化が得られませんでしたが、5回目位から顕著にコリ症状の改善がみられました。
10回目には症状はほぼ消失しました。
3ヶ月ほど治療期間があいた時は痛みが悪化しましたが、2〜3回の治療で改善しました。

まとめ

長年続く症状

長年続いている症状を治す事は直接的な物理療法である鍼治療にとって得意としている分野でもあるでしょう。
長年続く症状ほど、深部の筋のトリガーポイントが原因により出ている症状です。
深部の筋によるトリガーポイントによる症状は様々な自律神経症状などを引き起こす事もあります。
特に首の筋肉のトリガーポイント形成は多くの不定愁訴を引き起こします。
西洋医学的な診断ではなかなか治らない事が多く、コリを悪化させる前に早期に直接的に鍼治療でアプローチする事を私は強くお勧めします。
コリは外部からの刺激では完全完治は見込めません。
コリはその部位に直接アプローチしていかなくては根治しないでしょう。

長年続く症状をお持ちの患者様は深部の筋に対する治療が早期回復早期改善につながっていくはずです。
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