症例報告
症例報告
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目が痛む・一日中目が疲れている

主訴

目が痛む。
朝は良いが、仕事をしていると症状が悪化する。
昨夜も辛かった。特に夜になると毎晩の様に痛む。
眼科に行き検査をしたが異常は診られなかった。メガネを変えたほうが良いと言われた。
眼の奥が特に辛い。
もともと首のコリがあり、肩などもぐるぐる回したりすると痛むことがある。

去年からの症状であり、仕事に支障をきたしている。
ご自身で仕事をされているため、毎晩の様に症状が出ていることが不安である。

この度HPを調べてご来院して頂きました。

治療部位・治療

触診の結果から、ほぼ確定的に頭半棘筋後頭骨付着部及びその奥にある後頭下筋群にトリガーポイントが形成され、そこから出ている目の奥の痛みと判断し治療を行いました。

頭半棘筋に関しては、初回から5回目位までは細めの鍼にて刺激量を少なめにしながら本数を多めにして治療を行いました。
これは長年のコリと判断した為、急に緩和を狙うよりも緩徐な経過を目指した方が体に対する負担が無いと判断した為です。

頭半棘筋が緩んできた6回目以降は後頭下筋群の治療も行い始めました。
この頃から自覚症状が少しずつ軽減してきました。
10回程度の治療でほぼ症状は改善。その後数回の治療で症状は消えたようです。

まとめ

首の実は

首は皆様が想像している以上に筋肉が分厚いのです。
分厚いというよりも、首は細かい動きをする為に細かい筋肉が折り重なって付いていて結果分厚くなるという事です。
腰の場合は一筋一筋が分厚い為に深さがありますが、首は多くの筋肉が集まって深さがあるのです。

首を横から見て、皮膚を書き足します。
すると上図の様に筋肉の厚さが分かるかと思います。

人間の頭は6キロあります。
それを常に支えている首は日常生活を送っているだけで負担がかかります。
特にパソコン作業・スマホなど、首をあまり動かさない状況では循環が悪くなる事は必須です。

コリに気が付いていない人ほど頭痛や自律神経症状などの不定愁訴が出ます。
今回の目の奥の痛みというのも「首が凝ってますよ」「首にトリガーポイントがありますよ」というメッセージです。
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