症例報告
症例報告
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慢性疲労症候群と診断され、
数多くの不定愁訴に悩むる症例

主訴:慢性疲労症候群と診断され、多くの不定愁訴に悩むる症例

約1年半前から症状が出始める。

職業柄ちょうどその頃に配置された部署が常に緊張感を伴う仕事だった。常にピリピリ...常に気が抜けず...
それによって少しずつ身体の調子が乱れ始める。

症状として、首肩こりを始めとして不眠や倦怠感、頭痛、ほてり、息苦しさ、耳閉感、眼精疲労など。
また、最近は肋間神経痛のような背中から肋骨にかけて違和感も出てきた。

現在は部署を異動させてもらい、以前よりは気持ち的に少し落ち着いた感じはするが症状は継続して出ている。

心療内科に通院し、抗うつ剤を処方してもらっている。慢性疲労症候群とも診断される。
服用するとなんとなく効果があるような気がするが、改善には至らず。
長い期間薬を服用するのも気が引ける為、他の治療法がないか模索中に当院のHPに同じような症状の症例が上がっているのをみてご連絡頂きました。

視診・触診

視診
肩甲骨の挙上がみられ、首〜肩にかけて筋緊張が確認できる。


触診
首肩、背部にかけて圧痛と筋緊張がみられる。

治療

マッサージや鍼治療自体が初めてだった為、初回は細めの鍼にてまずは筋緊張の緩和を目的に治療。

治療ポイント
①頭半棘筋 ②僧帽筋 ③肩甲挙筋 ④板状筋 ⑤胸部多裂筋


1回目
術後、若干重怠さがあるものの身体は少しスッキリしている。

2回目
以前に比べ睡眠も少し取れるように。
首肩こりも軽減。
また背部の痛みも低下。

3回目
徐々に調子が良くなっているのを体感できる。

4回目
基本的には調子はいいが仕事が忙しくなると睡眠中に何度か起きてしまうがある。

8回目
ほぼほぼ良い。
定期的に治療メンテを継続中

まとめ

仕事での継続的な緊張状態により交感神経緊張状態が続くと、交感神経と副交感神経のバランスが乱れ身体に様々な自律神経疾患が出ます。
またそれらの症状は西洋医学的に原因不明である事が多く、結果的に心療内科を勧められるというケースが多いです。

実際に上記であげた治療ポイントはストレス筋とも言われ、緊張やストレスなどがかかる事で優先的にTP(トリガーポイント)が形成されます。

TP治療は副交感神経を活性化させ、自律神経にアプローチが出来る唯一の物理的な外科的治療法です。

自律神経を治す薬はありませんが、自律神経を治す技術はございます。
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