症例報告
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足裏は『圧』に慣れた場所なのです。。。~だからこその『嘘』~

足裏は『圧』に慣れた場所なのです。。。~だからこその『嘘』~

【60代男性】

【60代男性】

『足底筋膜炎』や『モートン病』

調べると直ぐに「私の症状はこの病気かもしれない…」と情報を得られる時代です。

しかし相変わらずの『治し方』においては、
情報が多いからこそ迷う。

いったい何が正しいのか…と。

足裏マッサージやインソール、電気治療…「色々試したが治らない…」と、
難治に至るのも足底という部位です。

足底には単純だからこそ難問と成り得る盲点があります。

それは…
足底は、圧に慣れた場所である』…というおざわの治療哲学です。

足裏の症状について語ろう。

主訴

足底の痛みと痺れ
歩行困難な状態

問診

今回のように足底が痛むのは2回目である。
前回は5年前。
その時は鍼治療で2~3回の治療で完治したそうです。

今回も同じ院に相談し、何度か治療を受けたが期待通りの効果が得られずにいた。

さらに前回とは異なり、
痛みはどんどん増していった。

歩行困難な状況に至り、今は足を引きずりながらなんとか移動している。

電気をかけたり温めたり…痛み止め飲んだり…も全く良くならない。
足底筋膜炎とモートン病の症状がダブルパンチで襲ってくるイメージ。

元々足腰も悪く、夜も何度か起きてしまう…
起きたら起きたで足も痛いし…
安静にしていたら治るという状況でもないのは理解している。

奥さんに相談。
国立おざわの症例を見て来院して頂きました。

視診・触診

歩くのも痛みによって正常歩行ができない。
足の横アーチが狭い。
背中・腰に色素沈着が診られる

治療筋肉

中殿筋
大殿筋
小殿筋
腰最長筋
腰部多裂筋
後脛骨筋
短趾屈筋
腓腹筋
母趾外転筋

治療経過

1回目
足裏が腫れぼったい。
症状変化なし。

2回目
むくみが少し取れた。
鍼の刺激をより感じる。

3回目
治療後3日間、痛みを感じない日が続く。
4日目以降、特に夜になると痛みが出始める。

4回目
症状が大きく改善。
日常生活に支障が出なくなる。
首の治療も行っており、睡眠の質も上昇している

5回目
良くなったと思い長距離を歩く。
翌日に症状再発。
しかし痛みの部位が動いたように感じる。
この頃から『後脛骨筋Trigger-Pt®』を狙い始める。

6回目
再発した痛みも改善。
下肢中心の治療から全身の治療に移る。

7〜10回目
調子が良い。
旅行に行けるように。
現在も症状は出ていない。
痛みの閾値が高い方だったので、
こちらで全身メンテを提案。
現在も週一度の治療を継続している。

まとめ

『圧』に慣れた場所…だからこそ


寒い地域の人は痩せている人が多いです。
温かい場所では太った人が多いのです。
これらは『代謝』の問題です。
寒い方が熱エネルギーを生まなくてはならないので、
痩せやすい…ということです。
夏の方が痩せると思いきや、冬の方がダイエット成功しやすい事実ッ!!
(そろそろ夏がやってきます…苦手だ…。。。)

さて、
足裏の盲点について語ろう。。。

足裏は体重の全てがかかる「圧」がかかる場所。
つまり「圧」に慣れた場所でもある。

足裏の皮下組織は分厚い。
稽古を積んだお相撲さんは画びょうが刺さっても気が付かないらしい。
(これはまた違うか…)

「圧」に慣れた場所にもかかわらず、
圧をかけることで起こる足底筋膜炎。

足の形も関係はするが、
形が悪いから足底筋膜炎になるというわけでもない。
Trigger-Pt®治療において重要視するのは足底のTrigger-Pt®処理はもちろんだが、
『後脛骨筋(こうけいこつきん)Trigger-Pt®』が関わっていることが多い。

頑固な疼痛は後脛骨筋Trigger-Pt®を攻めても良いが、刺鍼は技術を要する。

不思議と後脛骨筋Trigger-Pt®の関連痛は足底に出ることが多い理由としては、
起始は骨間膜であるが、舟状骨・3つの楔状骨・立方骨・親指以外の中足骨底に付着する。

つまり、
足裏の最深部でブワッと魚を捕るネットを広げた様な形状をしているのだ。

足裏の頑固な症状が足裏ではなくどちらかというと足首の運動に関わる後脛骨筋Trigger-Pt®に在る…というのが盲点。

「圧」に慣れた場所...だからこその「嘘」…とでも言おうか。

足裏の治療哲学なり。
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