症例報告
症例報告
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昔の交通事故のむち打ち症が原因による首の痛みとダルさ・頭痛・フラつき・不眠・慢性胃炎

主訴

首の痛みとダルさがある。
子どもの時に交通事故に遭い、それ以来メマイや不眠、頭痛やフラつきなどの様々な不定愁訴が出るようになる。
様々な治療院へ通った。
現在は仕事でデスクワークをしており、細かい作業なども時々あるため急に体調を崩すことがある。
頚椎専門の病院でも様々な頚椎症や頚椎後弯症など、様々な診断をされる。
目も重く、顎も時々痛くなる。

最近では自律神経失調症と診断され、自分では症状のコントロールが難しいため医師から休職を勧められ現在は休職を余儀なくされている。
首を後ろに倒したりすると痺れが出る。
手を上げているだけでも腕全体が痺れることがある。

どこに行っても改善がない為当院へご来院して頂きました。

視診・触診

視診では頚部に強度の浮腫が診られ、肩甲骨の高さの異常なども診られました。
触診では指で触れる範囲の部位には特に悪い所は診られなかった為、鍼にて深部のポイントを探りながらの治療を行いました。

治療

①僧帽筋 ②頭半棘筋後頭骨付着部 ③頭板状筋乳様突起付着部
④小菱形筋棘突起直側 ⑤大菱形筋棘突起直側
⑥頭半棘筋頚椎下部および胸椎上部

1回目~5回目:特に変化はない。
6回目~10回目:メマイや不眠などの症状が緩和される。
11回目~15回目:頭痛症状なども緩和される。自律神経症状が緩和される。
16回目:調子が良い。ここ数年で最も身体の調子が良い。

まとめ

交通事故後の自律神経症状

交通事故後のむち打ち症では、頚部の深部の筋にトリガーポイントが形成されます。
深部にトリガーポイントが形成されると外部からのアプローチが通用せず、外科的な治療法である鍼治療でのみ直接的に患部をアプローチすることが出来ます。
特に深部の筋にトリガーポイントが形成されると自律神経症状が強く出る為、長期にわたって症状に悩む事があります。
今まで数多くの症状に悩んでおりましたが、今回この様に改善して頂けて良かったです。
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