症例報告
症例報告
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後頭部の痛みをキッカケに現れた沢山の自律神経症状

主訴

後頭部の痛み・コリ & 複数の自律神経症状
(全身の疲れ・蕁麻疹・手や足の浮腫・起床時の頭痛・関節の曲がりにくさ・お腹にガスが溜まる・微熱・高血圧)

問診

ここ1週間で急に色んな症状が出てきたそうです。
首の後ろが凝りすぎて痛くなり、『後頭神経痛かな』…と調べて自分で思っていました。

寝てる途中で首が痛くて起きてしまい、首が痛くなる少し前に原因不明の高熱が出たそうです。

1日で熱も下がり風邪症状も特に無かったようですが、夜になると蕁麻疹が出ることが続いていました。
食欲も無く気持ちが悪い。

凝りすぎて気持ちが悪いのかもしれないのと、数ヶ月前から胃腸の調子が悪くお腹にガスが溜まりやすくなっている。何故か微熱は続いている。

仕事が忙しい時期だったりワンオペで2人の育児もあり結構疲れが溜まっているのだと思う。
疲労の蓄積は自覚はしている。

寝不足でもあるので疲れがきちんと取れるよう短時間でも熟睡できる身体にしたい。

自律神経が乱れ過ぎているのかもしれないけど、どう治していいか分からず色々調べていたら国立おざわを見つけてくれました。

視診・触診

見た目の異常は見られないが待合室にいる時や問診中の姿勢がとても良い。

触診時、後頭部から上背部にかけての顕著な浮腫みアリ。頭半棘筋の筋緊張が目立つ。

治療

仕事とワンオペ育児の疲労が常にMAXな状態のところで急に高熱を発症。

それが引き金となり今まで溜め込んでいた症状が次々に溢れ出てしまったと考えられる。

元々自律神経はかなり乱れていたと自覚があるものの自分のことを気にする暇もなくそれらが長期に渡り蓄積された結果、常に交感神経緊張となりなかなか副交感神経への切り替えができず疲れもとれない状態へ。

先ずは自律神経系を乱している原因になっているトリガーポイントを根こそぎ取り除き自律神経系が正常に働ける身体の環境にすべく治療を行なっていきました。

治療結果

1回目…治療直後からなんとなく良い気がする。
劇的な変化というより改善傾向にあると感じる。

2回目…頭痛の頻度がかなり減った。
痛み止め飲まなくて済む。お腹の調子がいい。

3回目…首はまだ少し痛い。
日常生活がどんどん楽になっていく。

4回目…ほとんど痛くないし全体的に調子がいい。

5回目…かなり調子が良い。
症状も一切無くなった。ここ最近で1番楽。

8回目…症状が無いのが継続している。

治療を重ねるたびに笑顔が増え身体の力もきちんと抜けるようになっていきました。

まとめ

微熱と首コリについてお話します


普通は微熱が出たら『風邪ひいたかな…』と思うでしょう。

しかし『風邪の症状が無い』『あまりにも微熱が長く続く』『身体が消耗してきた』
…ということで病院へ。。。

調べても原因が分からず…というケースが非常に増えています。

コロナ禍はこの様な症状の場合は買い物に行くのも出来ずに苦労された方が多かったようです。

さて、『微熱』…という症状についてお話します。
最近増えている微熱症状ですが、若い人に多い傾向があります。

若い人は『自分の首コリに無自覚』な傾向があり、その無自覚な首コリが『頚部浮腫』という環境を生みます。

頚部浮腫が起こると副交感神経を圧迫するので身体が交感神経優位の状態になります。

自律神経が乱れ、『微熱』という症状が現れます。

本人としては『首が凝っている自覚が無い』ので、首が原因であると感じません。

『なぜ熱が下がらないのか…』
『どうしてずっと、身体がだるいのか…』
病院に行くと慢性疲労症候群とか、ストレスとか、どこかの炎症反応か、、、と色々と言われますが、
ほとんどのケースで原因は首コリにあります。

首は細かい筋肉のトリガーポイントを的確に処理する必要があります。

ただ、その首コリを治してくれる『実践家』があまりにも少ないのです。
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