目の前の世界ではなく、頭の世界になってしまう~強迫性障害・不安神経症の鍼治療~
【20代後半男性】
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強迫性障害・不安神経症(2年前に診断)
前々から症状はあったが、何とか学生を出来ていたのでなんとか生活をしていた。
大学時代から身体の様子がおかしくなる。何とか留年しながら6年かけて卒業。
しかし、世に出て仕事をするという状況ではない。どんどん症状も重くなる。
親も『しばらく休め』と、言ってくれている。
現在は強迫性障害・不安神経症を専門としている病院へ通院している。
波が強い。なかなか良くならない。
全ての物事に『順序』があり、納得できないとまた初めからその『順序』を始めてしまう。
身支度をするのに数時間かかることはよくあることである。
日常的に気が付いたら目の前の世界に自分が居ない。
頭の世界でフリーズしている自分がそこにいる。
カウンセリングも受けているが、自分の中ではカウンセリングでは改善しないと思っている。
強迫性障害・不安神経症…という病気なのは理解しているが、心療内科やカウンセリングで自分が良くなるとは思えない自分自身がいる。
偶然、国立おざわと縁の深い人からの紹介で「トリガーポイント治療を受けてみてはどうか?」と提案される。
ストレートネック(++)筋緊張(++)
筋浮腫も強い。
頚部浮腫による副交感神経の圧迫を取り除くこと。
自律神経に変化があれば身体にも変化があると判断し、しばらく体調の変化を診る事とした。
①頭半棘筋
②大後頭直筋
③上頭斜筋
④胸鎖乳突筋
⑤頭板状筋
初回:とにかく鍼が響き治療中は辛かった。
しかし治療後は「スッと何かが取れた様だ」…という感覚。
4回目:両親から「息子を見ていて、調子が良さそうです。」との連絡。
本人も「明らかに動ける。頭の世界に行くことが少ない。良いです。」とのこと。
現在は4,5日に一回の治療を継続しながら様子を見ている。
波はあるが、明らかに治療をする度に体調が良くなっているとのこと。