症例報告Case reports

背中のニキビ 首のニキビ

【10代男性】

背中や首、顔面部のお肌のトラブルは意外と多いものです。塗り薬や美容液などの皮膚外部からのアプローチも沢山ありますが、ほとんどの場合は身体の内部が原因なのでなかなか改善しない事も多いです。
実は肌トラブル、トリガーポイントが大きく関わって身体の反応として出ている事が多いのです。

主訴

2年程前から首から肩にかけての重だるい様なコリ感がある。それと同時期くらいから上背部のニキビが気になっている。夜も寝付きが悪くたまに頭痛も出る。
現在受験生。勉強時間も長く、最近になり症状が悪化している。辛そうにしている息子さんを見かねて当院患者のお父様からのご紹介でご来院されました。

視診・触診

視診では上背部から頚部にかけてのニキビが多数診られました。触診では同部位に筋肉と皮膚の過緊張が診られました。

治療

鍼治療は初めてとの事だったので、最初は細めの鍼で様子を見つつ刺激量を調節。

1回目→寸6-1×20本、僧帽筋、頭半棘筋、肩甲挙筋、棘下筋…治療後少しダルさが出たが、その後肩周りがとても軽くなった。

友人や家族から『なんか◯◯君顔が明るくなったね!』と言われる。まだニキビの状態は変化なし。

2~5回目→上記同部位
今までにないくらい身体がラクな状態が続いている。筋肉の状態も柔らかさが出てきて初回に比べるとかなりリラックスして治療を受けられている。背中のニキビは多少の変化。少し赤みが減る。

5~10回目→寸6-1、寸6-2、上記同部位に加えて胸部多裂筋

鍼にも慣れてきた様子だったため背部の深層の筋肉を狙い始める。

  • (胸部多裂筋)

夜の寝付きが良くなった。8回目頃から背中のニキビも少なくなる。
鍼の後は勉強の集中力が上がるということで現在も定期的に治療中。
恐らくこのまま基礎的な身体の状態を作りつつ、受験が終わる頃には理想の状態になるかと予測。

まとめ

そもそも背中や首のニキビは汗・皮脂・汚れ・傷や摩擦などの刺激・紫外線・ストレスなど様々なものが要因となってできるものです。基本的にこれらの所見は全て交感神経の緊張状態によるもの。
今回の様にトリガーポイントが内在する筋肉へのアプローチで軽減される症例では、部分的な交感神経緊張をしている皮膚を所見として治療を行います。
他にも、口内炎、二の腕のブツブツ、脱毛、皮膚の黒ずみ(色素沈着)などもトリガーポイントが原因による交感神経緊張による症状ということが多く、鍼の響きによる副交感神経の活性化は相性の良い治療と言えます。

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