症例報告Case reports

長年の腰痛・
殿部から足までの痺れ

【50代男性】

主訴

腰痛。
かれこれ2〜2年腰痛がある。
数多くの整形外科、接骨院などに通院するも改善が無い。
ひどい時は車の乗り降りもままならず、殿部から足の方まで痺れが出る。
坐骨神経痛とも診断された。
鍼治療は今まで経験が無かったが、あまりにも痛みがひどい為ご相談後の来院となりました。

視診・触診

特に視診では異常はありませんでした。
触診では腰部最長筋、多裂筋下部、大殿筋上後腸骨棘付着部、中殿筋に筋硬結がみられました。
特に大殿筋上後腸骨棘付着部では触診の段階から認知覚が出現し痺れの再現が起こりました。

治療

●大殿筋上後腸骨棘・中殿筋・最長筋・多裂筋下部

  • 最長筋<この奥に多裂筋>
  • 大殿筋上後腸骨棘・中殿筋

痛みの早期緩和の為、集中的な鍼治療を行いました。
計8回の治療で痛みは根治しました。

1回目:痛みは少し軽減するも、痺れは逆に強くなった印象がある。
3回目:痛みは軽減したまま継続。痺れも元に戻る。
6回目:痛みは大幅に軽減。しかし日による波がある。痺れは少し軽減。
8回目:痛みはほぼ改善。しかし痺れはまだ残る。

その後数回の治療で症状は消えたようです。

長年の腰痛

腰の筋肉は骨盤に全て付着しています。
つまり、長年の腰痛があればあるほどに、骨盤の回旋力が低下し股関節の筋肉(大殿筋や中殿筋)に荷重がかかりやすくなりトリガーポイントが形成されやすい環境になります。
トリガーポイントが殿部に形成されると足の後面や側面に痺れが起こります。
深部の筋にトリガーポイントがある場合、スネの方やふくらはぎにも痺れが起こる事があります。
長年の腰痛は、深部の部分にトリガーポイントが形成されている事が多く、これらは指での圧迫や徒手では改善しません。
直接的な物理療法である鍼治療でアプローチしなくては根治にはなりません。
当院では「痛みの原因はトリガーポイントに有り」「痛みがある=その周辺にはトリガーポイントが隠れている」という認識で治療を行っています。

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