症例報告
症例報告
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若年層の筋肉の痛み

主訴

太ももが痛い。
2週間ほど前から痛みが出ていた。
最近体育祭で走った際に痛みが増強。股関節前面及び大腿中央部の痛みがある。
歩行困難。朝の起床時に痛みが強く出る。

視診・触診

視診では皮下出血は認められなかった。腫れも特に目立った様子はなかった。
触診では大腿直筋上3分の1に圧痛が認められた。
下前腸骨棘に圧痛があり、大腿直筋による剥離骨折が考えられたが皮下出血も無く、症状が悪化した場合レントゲン検査を行う旨を伝え治療を行いました。

治療

マッサージ治療が出来ない為、鍼治療のみで痛みを取る事にしました。

1回目:少し良くなる。
2回目:歩行様式が変わったからか、様々な部位に痛みが強く出るようになった為、念の為紹介状持参にて近隣のクリニックにてレントゲン検査を行った。→異常なし
3回目:翌日には症状が改善し、10→2位の痛みに減少する。

歩行も部活も難なく出来るようになった為、治療終了としました。

まとめ

若年層の筋肉の痛み

全員がそうではありませんが、最近はいわゆる単純な筋肉痛症状でも痛みを強く感じる子供達が多いように感じます。
近年では子供達の成長が早く、身体も変わっているのでしょう。
私も朝の通勤時に多くの高校生とすれ違うのですが、皆昭和の平均身長の私よりも大きい子ばかりです。
スポーツのパフォーマンスは上がっているのでしょうが、身体が付いて行っていない傾向があるように感じます。
しかしながら的確なケアをする事により、痛みや体のバランスを整える事は十分に可能ですので、①最近急激に身長が伸びた②最近身体がよく痛む③疲れが取れない…という子はケアをした方が良いでしょう。
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