症例報告
症例報告
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目が重い・開きづらい・目が疲れる・涙が出る

主訴

10年近く目の疲れが取れない。
整体・カイロ・アロマ・鍼・接骨・病院、、、、様々な治療を受けた。
最近になり、首のこりを意識するようになりCNMS診断項目を行ったところ、ほぼ全ての項目に合致する点があった。
首のこりが強く、特に目が開きづらくなってから症状が辛い。
涙が出る。出すぎる状態で常にハンカチを持ち歩いている。
寝ても寝ても疲れが取れない慢性疲労の症状がある。
うつ病や自律神経失調症、眼瞼痙攣などの診断を受けたことがある。
涙に関しては、出すぎた後に急激に乾燥する事もある。
首コリを治せば症状が無くなるかもしれないと感じ、当院にご来院して頂きました。

治療

視診や触診では特に異常は診られなかった。
原因は深部にあると判断し、鍼治療を中心に治療を行いました。

1回目:少し目の疲れが取れる。初めてこういった治療で効果を実感できる。
3回目:治療後は良いが、時間の経過と共にまた症状が出てしまう。
7回目:今までは毎日調子が悪かったが、調子の良い日も出てくる。
15回目:調子の良い日のほうが多くなり、首のコリも軽減してくる。

まとめ

後頭骨付着部と目の疲れの関連性

筋肉は骨から骨に付着しています。
後頭骨には首の多くの筋肉が付着しています。
トリガーポイントは筋肉が骨に付着する部位に多く形成されるため、後頭骨付着部は重要な治療部位となります。

皮膚と結合組織を除去し、筋肉のみを表すと上記のような図になります。
様々な筋肉が付いています。

↑目の症状に大きく関わるのが最深部に存在する後頭下筋群です。
この部位は指では届きません。

鍼治療でのみ、アプローチすることが可能な部位です。
しかしながら、かなり奥に存在する筋肉のため刺鍼に技術を要する部位です。

長年の症状ほど、原因は奥に存在します。
ポイントをしつこくしつこく治療することにより、眼の症状が改善していきます。
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