症例報告
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慢性副鼻腔炎の根本改善

主訴:副鼻腔炎

副鼻腔炎。
4年前に、普通に鼻水が出るレベルだった。妊娠した時に調子が非常に悪くなる。耳の閉塞感も出てしまい、鼻も詰まる状態が続いていた。

通院した耳鼻科ではお薬を長期的に渡されるのみ。しかし妊娠がわかり薬が飲めない状況が続いた。状態が悪化する。

あまりにも症状が悪い為セカンドオピニオンの病院へ行くと、酷い副鼻腔炎になっている事を指摘される。

出産後も症状は続き、抗生剤などの薬を服用。しかし改善がない。既に4年間副鼻腔炎の状態が続いている。

現在も薬を服用している。根本から改善したい。

リンパがよく腫れる。子供が生まれてから何故か不安感が強く出るようになる。

自身で自律神経を整える努力をしているが、限界である。過去にヘルニアをした時に鍼治療をして回復したのを思い出し受診を決意。

パソコンをよくする。光が眩しいと感じる。首も凝りやすい。気分が落ち込む事もある。

治療:深部の筋肉へアプローチ

認知は少ないですが、実は慢性副鼻腔炎は多くの場合「首のコリ」が関与しています。副鼻腔炎になっている結果をお薬で対応する所が多いですが、膿が溜まりやすい環境を作っているのが首の状態悪化によるものである事はあまり知られていません。

首の代表的な筋肉はもちろんですが、副鼻腔炎には深部の筋肉へのアプローチは欠かせません。矢印の部位は後頭下筋群の上頭斜筋と大後頭直筋。

他にも胸鎖乳突筋は耳鼻咽喉科疾患では欠かせない場所です。

治療結果:1回目の治療後は大量の鼻汁が出るように

状態に波はありましたが、回を重ねる毎に改善していきました。

1回目〜5回目
1回目の治療後は大量の鼻汁が出るようになりその後スッキリする状態になりました。4年ぶりの爽快感が得られたようです。その後はまた症状が出始め、しつこく治療を行いました。

6回目〜15回目
良くなり、時に悪くなり、、、を繰り返しながら症状がどんどんと改善してきました。耳の閉塞感や不安感なども軽減。

16回目〜現在
初診時の症状は寛解。現在はメンテナンスにて継続治療中です。

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