低音障害型感音難聴・聴覚過敏・神経炎の鍼治療
【40代女性】
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今年の初めに『急性低音障害型感音難聴』と診断され、ホルモン剤や様々な薬を処方される。
薬を飲むと症状が緩和する事もあるが、基本的には変化が無い。それを繰り返しているような状態。
最近2週間ほど更に聴力がガクッと落ちてしまう。耳鼻咽喉科では『神経炎』と言われビタミン剤や抗炎症剤などを処方されている。
聴力が落ちてはいるが急な音(物が落ちる音・ビニールの音・子供の声など)が聴覚過敏として感じる事が多い。地域の鍼治療を受診したがあまり改善が無いため、遠方ですがご来院頂きました。
視診では頚部に強い浮腫み感。頚部の浮腫み間に伴い問診時の顎関節の歪みが気になり、咀嚼筋部のトリガーポイントが耳鼻咽喉科疾患を引き起こしている可能性を説明。
触診時にはやはり咬筋・側頭筋の過緊張が診られました。翼突筋に対しては鍼でないとアプローチできない為、鍼にて調べる方向にしました。
頚部浮腫を取りつつ、咀嚼筋のトリガーポイントを中心に治療を行いました。
頚部浮腫に対しては僧帽筋・頭半棘筋・頭板状筋・上頭斜筋にアプローチを行いました。
初回治療:頚部浮腫に対しては霞鍼(細い鍼)を使って刺鍼。咀嚼筋に対しては1寸3分の0,16ミリの鍼で刺鍼。。治療後は耳の開放感があり、『良さそう』との事。
その後数回治療→症状の大波・小波を繰り返し→徐々に症状が緩和(10回程度の治療)
現在は聴覚過敏や難聴症状は改善。日常生活も快適に過ごせているようです。(現在も継続治療中)。