症例報告
症例報告
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殿部からハムストリングにかけての痛み

主訴

冷や汗が止まらない程の激痛。殿部からハムストにかけての痛み。
1週間ほどずっと痛んでおり、夜も眠れない様な状態である。
痛み止めを服用しているが、改善が無くペインクリニックで注射を打つが改善が無い。
脊柱管狭窄症という診断を受けた。
2〜3回注射や痛み止めを服用しているが全く改善が無い為当院にご来院されました。

視診・触診

自力歩行が不能。寝返りも困難。
触診では殿部及び腰部に緊張がある。脂肪層も厚く、年齢的にも手技療法に耐えうる体力が無さそうであった為、鍼を多く使っての治療を行う事にしました。

治療

ハムスト・殿部・腰部に対しての響鍼点治療。

1回目:治療後に表情が明るくなる。治療後は痛みが軽減する。
2回目:1日経つと症状が再度出現する。しかし治療後は非常に楽になる。
3回目:自律神経の乱れもあるという事で頸部の治療も望まれたため一緒に刺鍼を行う。

治療後は楽になる。
現在治療中…

まとめ

西洋医学的には原因が無い痛み

臨床に出ていますと、病名が付かないものも多くあります。
逆に病名が付いている事によって誤った治療を行っている人も多くいらっしゃいます。
病名をつけますと安心?する事もあるでしょうが、鍼治療の臨床では病名よりも症状を見極めて治療する事が重要になります。
西洋医学では病名に対しての薬・リハビリですが、鍼治療では病名よりも『なぜその症状が出ているのか?その症状はどこから出ているのか?何が原因なのか?』という事を考えます。
西洋医学的には原因が無くても、症状が出ていれば何かしらの症状を出している原因が鍼灸東洋医学にはあるのです。

今回の症状は、年齢、症状、生活、を考えますと早期改善を目指しますが、少し時間がかかるかもしれません。
しかし治療後に楽になるのであれば治療部位は合っているのだと思います。
しつこく治療を行っていきます。
治療をさせて頂いてよく思うのですが、鍼治療はしつこさが必要です。
治りが悪い患者様にはお時間を頂いて申し訳ないです。
しつこくしつこく治療をして、原因が「参りました」という時が症状が改善する時です。
症状の再発にも気を遣いながら治療していくというのが根本治癒を目指す鍼治療の難しい所でしょう。
努力します。
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