症例報告
症例報告
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後頭部の痛み・枕が当たると気になって眠れない…

主訴

後頭部の痛み(違和感)

問診

普段から後頭部のコリ感?違和感?…がすごく気になっていたそうです。

この症状が出始めたのが5年前。
枕が合わないせい?…と本人は思っている為、何度も枕をオーダーメイドして変えているそう。

常に頭の位置が定まらなく、週一度は寝違えてしまいます。。。

寝違えた時は『首のどこの部分が痛いかわからない』…という状態で食事を飲み込むのも辛いそうです。

飲食店での仕事。
人手不足で動き回っており、、、
とにかく忙しい。。。

仕事中、
だんだんと首が重くなってくるような不快感がある。
季節の変わり目は毎年最悪。

春・秋は特に後頭部の頭痛?違和感?がひどくなる。(高校生の時から)

仕事にも日常生活にも支障が出ている為なんとかしてほしい。

インスタで当院を見つけ来院いただきました。

視診・触診

首から肩にかけて全体の筋緊張が強い状態。
皮膚緊張も強い。(交感神経緊張)
頭半棘筋、頭板状筋に認知覚あり

治療計画

首肩に形成されたトリガーポイントが原因の症状(こり感、頻発するTP活性による寝違い、頭痛)だと判断。

頭半棘筋、頭板状筋、僧帽筋、大後頭直筋を中心に治療を開始した。

治療経過

1回目
全体的に鍼の響きを強く感じた。
治療が効いた感じがした。

2回目
10→7
よく寝れるようになり寝違えも減った。
頭痛も今のところ出ていない。
仕事終わりの疲れが出た時の首の違和感が気になる。

3回目
7→4
仕事中と仕事終わりも前回より首の状態が良くなってきている。

4回目
4→2
前回よりもだいぶ良い
その後、仕事も忙しいため症状がなかなかゼロになることは無いが、
首が鍼治療を欲しているのがよく分かるそう。
現在も毎週必ず治療を行っている。

まとめ

後頭部の違和感


先ず『寝違いは何故起こるか?』から。
寝違いは患者側からみると『急に痛くなった』という症状ですが、症状の本質をTP理論から探ると『そこに在る無自覚のTPが活性化した状態』といえます。

ちなみにギックリ腰も同じです。
特に首の場合は自分ではどうしようもないくらいの『頚部浮腫』の環境になっている方が多く、
他にも不定愁訴が盛りだくさんに現れているケースが多いです。

後頭部の違和感…についてですが、
先ず筋肉というのは必ず『骨から骨』に付着しています。

後頭部は首の後ろにある筋肉が沢山付着する場所です。



この青いところと赤いところは筋肉が付いているところです。

つまり、
枕でこの部位を圧迫することにより『違和感』を生じています。

枕をよく変える人がいます。
しかし、、、、
悪いのは枕ではなく…『首』なのです。

オーダー枕もいいのかもしれませんが、
いいと感じるのは初めのうちだけです。

枕に悩む人が多いからこそ(枕ビジネスにはご注意を…)
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