症例報告
症例報告
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不妊症の鍼治療

主訴

結婚4年目で去年から不妊治療を始めた。
1年前からレディースクリニックへ通院している。
ご家族のご紹介で当院にご来院頂きました。

治療

今回の不妊治療のケースでは、上半身の治療は行わず、上図の筋肉の治療のみを週2回の治療にて中心に行いました。
明らかな下肢の浮腫・冷えが見られ、深部の筋のトリガーポイントまで時間をかけて処理しました。
10回目の治療まで、特に変化はありませんでした。
15回目の治療後から、冷えの改善や浮腫の改善が見られ始め、本人もそれを自覚する様になりました。
レディースクリニックでの長い治療の中で、20回目の治療位から初めての妊娠反応がありましたが、それは残念ですが、上手くいきませんでした。
しかしご本人は今まで全く反応が無く、鍼を始めて身体に変化がで始めた時にこの様な反応があり良かったと言っていました。
そこから20回目の治療にて、ようやく妊娠との報告を受けました。
今は無事にご出産されて、元気に育ってくれているとご報告を受けました。
また2人目の時もよろしくお願いしますと嬉しいお言葉も頂きました。

まとめ

不妊治療の国立おざわの治療方針

当院の不妊治療は、足の冷えや身体全体の浮腫など、「この部位のトリガーポイントを治療したら冷えの根本改善になり体質改善につながった」「この部位のトリガーポイントを治療したら浮腫の根本解決につながり全身の血流改善につながった」・・・という経験を元に施術しています。
東洋医学的な気の流れや経穴(ツボ)・脈などでの治療は一切行っておりません。
あくまでも、経験による一人一人のお身体の状態を診させていただいた上での治療を行っております。
なので一人一人、治療する部位が違います。
同じ筋肉でも鍼を打つ場所は違います。
不妊治療というのはインターネットで調べますと必ず鍼治療が出てきます。
私はホームページでも、痛みや痺れ・その他不定愁訴・脊柱管狭窄・椎間板ヘルニア・そのほかなどには鍼が有効であると全面的に公言しております。
しかし不妊治療に関しては難しい問題もありますので症例数は多いのですが今まで報告はしておりませんでした。
体質改善には冷えの発生や浮腫の発生源であるトリガーポイントを見つけて治療すると早期に変化が現れます。
頑固な症状でもしつこく治療すれば改善します。
ご自身で気が付いている症状はもちろん、ご自身が気が付いていない他覚的な所見も見逃さずに経験則を元に治療させて頂きます。
それが良い結果につながる手助けになれればと思っております。
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