症例報告
症例報告
image image

突発性難聴と首コリ治療の可能性

主訴

突発性難聴 & 更年期障害

問診

1週間前から突然左耳が聞こえなくなった。
それと同時にクラクラ・フワフワするような『めまい』も出てくる。

数時間でめまいは多少軽減したが、
心配になり近所の耳鼻科へ。

特に耳の痛みなどはないのに『中耳炎』と診断される。

処方された薬を3日間服用したが当然変化もない。
本人的にもあまり診断結果に納得がいっておらず、別の病院へ。

そこでは『突発性難聴』と診断され、ビタミン剤やステロイドを処方された。

数日様子を観たが変化はなく、、
友人に相談したところ『鍼治療を試してみれば?』…と、勧められた。

現在はフラつきがまだ残っており、症状が強い時は吐き気を催す事もある。

左耳は依然として聞こえない状態が続いている。

また、
上記の症状以外に数年前からホットフラッシュや不眠症状、倦怠感などの更年期障害に悩まされている。

合わせて治療を行う事にした。

視診・触診

視診
患側の肩甲挙筋や胸鎖乳突筋などの筋緊張が視診でも確認できる状態。

触診
首の筋緊張及び筋浮腫が確認できる。
また交感神経緊張時にみられる皮脂の過多もある。

治療

①頭半棘筋
②僧帽筋
③肩甲挙筋
④板状筋
⑤大後頭直筋
⑥胸鎖乳突筋
⑦内、外側翼突筋
⑧側頭筋

治療経過

2回目
前回後、耳の症状は変化がないもののめまいは少し軽減した。

3回目
前日に耳鼻科にて聴力検査をした。
自覚症状はそこまで変化はないが、検査した結果は数値の上昇がみられた。
睡眠は以前より取れている。

4回目
耳が以前より聞こえるようになってきた。
(6割改善)
フラつきはほぼ消失。

5回目
調子が良い。
耳の症状は残り2割。
ホットフラッシュも以前より改善がみられる。

7回目
ほぼ自覚症状は改善した。
治療すると調子が良く、久しぶりに編み物をまた始めることができた。

頚部環境が宜しいとは言えないため、
現在も耳症状再発防止を含め、週1回の治療を継続している。

まとめ

突発性難聴とトリガーポイント




耳鼻咽喉科疾患と頚部環境は深く関わっています。
『この筋肉にトリガーポイントが出来ると耳に症状が出やすい』…という事実があります。

耳…という場所は①顎関節(咀嚼筋TP)②乳様突起(胸鎖乳突筋TP)③側頭骨(側頭筋TP)の三角形の真ん中に位置します。

三角形の中心にある耳。
そして耳の症状で必ず治療するのが
①咀嚼筋トリガーポイント
②胸鎖乳突筋トリガーポイント
③側頭筋トリガーポイント

です。

耳鼻科では突発性難聴=耳の炎症…と考えます。
だからステロイド治療、だから入院してステロイド治療。。。

それでも治らなかったらビタミン剤…漢方薬…(そんなんで治るわけがない)

耳鳴りにせよ、
耳の閉そく感にせよ、
そして難聴にせよ、、、首の環境というものが大きく関わっている事実があります。

耳の疾患は早めに自分自身の身体を哲学してほしいのです。

早めに『疑い』をもってほしいのです。
時間が経過した難聴も、
首の細かいトリガーポイント処理や顎関節周辺のポイント処理で変化していきます。
image