症例報告
症例報告
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頭痛・メマイ

主訴

1年ほど前、大病を患い入院。
退院後、メマイや頭痛が起こり始める。
主治医に症状を相談すると、今度は頭痛薬などを処方されるのみで、余計に服用する薬が増えてしまった。

頭痛やメマイの治し方について調べていくうちに当院のホームページに辿り着きご相談の後来院されました。

視診・触診

歩行も杖なしでは歩けない様な状態である。
フラフラ感が強く頭痛もある為、頭を動かさない様に気をつけている様子がうかがえました。
触診では頚部の筋緊張が強く、発汗もみられた。

治療

治療部位:
①頭半棘筋後頭骨付着部・②頭板状筋後頭骨付着部・③肩甲挙筋

高齢の為、細い鍼にて刺激は弱く、しかしトリガーポイントには確実に当てていく方法にて治療を行いました。

1回目:少し軽くなった・・・様な気がする。
3回目:あまり変わらない。
5回目:頭痛は無くなる。メマイも良くなってきた。(しかし波はある)
8回目:頭痛は最近無い。メマイも無くなる。半年ぶりにすこぶる調子が良い。

まとめ

高齢者の首のコリ

首のコリは、①自分で「凝ったなぁ」「痛いなぁ」と自覚症状があるパターンと②自分ではコリを感じておらず、一気に不定愁訴が出現する事があります。
今回の不定愁訴は頭痛やメマイ。
ご本人は首コリの自覚症状は無く、一気に頭痛やメマイが出てきたという②のパターンです。
入院生活にて潜在していたトリガーポイントが活性化して症状が出てきたのかもしれません。

P.S
当院ご来院のご高齢の患者様の多くは、友人・知人のご紹介や、ご家族の方が探してくれた・・・という事が多いのですが、今回85歳前後の患者様がご自身でパソコンでホームページを見てご来院してくれたというのには驚きでした。(スゴイです)

お辛い症状が改善してくれてよかったです。
お探し頂いてありがとうございます。
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