症例報告
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首がゴリゴリ…週4回の頭痛と睡眠の質が低下

主訴

首がゴリゴリ… & 頭痛・寝た気がしない

問診

元々首肩コリの自覚はあったが2ヶ月くらい前から酷くなる。

労働時間が増えたことと生活環境の変化により悪化。
仕事中、特に疲れてくると顕著に出始める。

酷い時は朝起きた瞬間から痛みと重だるさを感じる。
首の可動域は問題ないが、動かした時にゴリゴリと音が鳴る。

自律神経は乱れがちで睡眠の質も悪い。
頭痛は社会人になったときから慢性的で、週4回は頭痛に悩まされている。

とりあえずの痛み止めで凌いでいるがそろそろ限界を感じる。

そろそろ自律神経を整えなければ、、、と思っているとき国立おざわのHPを見つけてご来院されました。

視診・触診

後頭部〜背部にかけて皮膚湿疹と皮脂の過剰分泌が診られる。(交感神経緊張)

頭半棘筋停止部を触診時には頭痛の再現痛が診られた。

治療

頭痛の原因筋は頭半棘筋と判断し治療を開始。
根深い自律神経症状も診られた為、併せて後頭下筋群への治療も行いました。

1回目
鍼の響きが心地よく感じる。
頭痛は10→5。半減する。

3回目
5→3
睡眠の質が向上。
仕事中も頭痛を感じることが減る。

6回目
3→0
症状は消失。
現在も定期的に治療を継続している。

まとめ

トリガーポイントと自律神経


トリガーポイントが引き起こす身体の不快な症状は、
①疼痛
②痺れ
③自律神経症状

の三つがあります。

疼痛にも痺れにも、
様々な【病名】が付けられています。

頚椎症・胸郭出口症候群・頚椎ヘルニア・腰部椎間板ヘルニア・坐骨神経痛などなどなどなど…

実際に神経が原因のケースもありますが、
トリガーポイントが引き起こしている『疼痛』『痺れ』の可能性もある…というのがpointです。

私は疼痛・痺れはもちろんですが、
自律神経症状』に注目して首コリ治療の研究を続けています。

首コリによる『頚部浮腫』という状況および、トリガーポイントの潜在化が自律神経症状を引き起こす…というのは少しずつ認知されてきています。

しかし、『それを治療できる実践家』が不足し過ぎています。

治らないから不定愁訴が増える。
治らないから病気がつくられる。
その前提には『首コリが原因だと気が付くまでに長い年月を要する』…ということもあります。

国立おざわに来た患者さんの多くは、『首をこれだけ細かく鍼してもらったのは初めてだ』といいます。
それだけ首には細かい筋肉が沢山あるのです。


【首コリ症状一覧】

1 頭が痛い・頭が重い
2 首が痛い・首が凝る
3 肩が張る・肩が凝る
4 最近風邪を引きやすくなった
5 めまいやフラつきが出る事が多い
6 振り向いた時や歩いている時にフワフワ、フラフラする事がある
7 吐き気がある事が多い
8 寝つきが悪い・途中で起きてしまう・眠りが浅い
9 血圧が安定しない
10 温度差が苦手
11 急に汗をかいてしまう事がある・多汗症
12 動悸がする事がある
13 目がぼやけたり見えにくい事が増えた
14 目が開けていられない・目が疲れる
15 夜の車のライトなどが眩しい・目の奥が痛い・視力検査などでライトが光るものは視力が落ちている
16 ドライアイが長く続いている
17 唾液の分泌異常がある
18 最近微熱が続く事が多い
19 お腹の膨満感・胃腸の調子が悪い
20 全身倦怠感が朝から続く
21 身体がだるい・疲れやすい
22 やる気が出ない事が多くなった
23 天候に自覚症状が左右される事が多い
24 気分の落ち込みが出る事がある
25 最近集中力が続かない
26 ふと、急に不安感が出る事がある
27 イライラする事が多くなった
28 仕事に対する根気が無くなってきた
29 手足の冷え・痺れ・のぼせるなどの症状がある
30 胸の痛み・圧迫感などが出る事がある

【他、診断名(症状が増加しているに事により作られた病名)に因んだ不定愁訴症状一覧】

31 脚がむずむずする・動かさずにはいられない(むずむず足症候群と診断されている)
32 指先がチリチリ痺れる
33 足裏が熱い・寝ている時も熱くて布団から出したい
34 陰部痛・痒みがある
35 肛門の痛み・違和感がある
36 狭い所や圧迫感がある所で尿意を催す。(緊張性膀胱と診断されている)
37 お腹にガスが溜まりやすい。(IBSと診断されている)
38 下痢と便秘を繰り返す
39 呼吸が浅い・空気が入っていかない
40 呼吸により脈のリズムが変わる
41 からっ咳が出てしまう(咳喘息と診断されている)
42 舌がピリピリする。痛い。(舌痛症と診断されている)
43 鼻詰まり・気候によって鼻が詰まる。(慢性副鼻腔炎と診断されている)
44 ニキビが良く出来る・背中に湿疹が出来やすい(毛嚢炎と言われている)
45 手汗・足汗が出る。(手掌足蹠多汗症と診断されている)
46 耳なりや耳の詰まり感、閉塞感が出る。(耳管狭窄症・開放症と診断されている)
47 虫歯が無いのに歯が痛い
48 季節の変わり目や温度変化で蕁麻疹が出る(季節性蕁麻疹・寒冷蕁麻疹と診断されている)
49 春や秋、季節の変わり目に手先足先の皮が剥がれる(汗疱・掌蹠膿疱症と診断されている)
50 寝起きのたちくらみ・倦怠感や動悸・頭痛を繰り返す(起立性調節障害・ODと診断されている)
51 瞼(まぶた)がピクピクする(眼瞼痙攣・眼瞼ミオキミアと診断されている)
52 膀胱炎を繰り返す(その都度無菌性膀胱炎と診断される)
53 のどがイガイガする。何か詰まっている感じがする。(咽喉頭異常感と言われている)
54 急に手が腫れたり足が腫れたりする(CRPS・複合性局所疼痛症候群と言われている)

これは全て『首コリが原因で起こりうる症状群』です。

国立おざわのデータでは、5月~8月にかけて新規のご予約が増えます。

3月、4月に症状が出て、病院に行っても治らず、調べて調べて調べ尽くして国立おざわに辿り着く…ということです。

首コリ治療で世界が変わります。
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