CNMS・顔面部の痺れ・フラフラする・続く微熱・急な不安感
【30代女性】
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主訴
2月頃から左の首から肩にかけての痛みが続いている。顎も痛みが出るようになる。
痛みが出るようになってから後頭部が腫れているような感覚がある。特にその頃はあまり気にしていなかった。
しかし2月中旬から舌先の痺れや違和感・顔面部の痛みが出る様になる。耳鼻科に行き紹介を受け首や顔面部のMRIを撮るも異常はなかった。
触って痛い・痺れる…という感覚では無いが違和感が強い。元々頭痛持ちで、疲れや寝不足が重なると決まって症状が出ている。
小さな子供もおり最近寝不足が続いている。急な不安感や腹痛、ダルさなどが出る様になる。
最近では微熱が続くようになり脳神経外科や内科など様々な病院を回っているが薬を処方されるのみで何の改善にもならない。当院HPのCNMS(頚性神経筋症候群)の記事を読みご来院されました。
視診・触診
顔色が悪く大分疲れた表情をされておりました。皮膚表面から診た色素沈着や湿疹などの皮膚初見は無く、触診では浅い層の筋を触知するだけで痛みが出る痛覚過敏帯が多数診られました。
治療
今回の症状は様々な病院に行っても改善に至らず、首の状態悪化による自律神経症状(CNMS【頚性神経筋症候群】)が原因と判断して治療を行いました。痛覚過敏もある為、1回目〜3回目の治療までは霞鍼(0、14ミリの細い鍼)を使用して当てるポイントにはしっかりと当て、他のポイントは多少響きを抑えつつ疼痛のコントロールを行いながら治療を行いました。
その後は深部の後頭下筋群に対してアプローチを行いました。
初回&2回目の治療にて効果を実感。しかし症状に波がある。眠りが深くなったからか自覚症状が始め10辛いとしたら半分程度にまで軽減。
頭痛や舌先の痺れ・顔面部の違和感がほぼ消失する。微熱もほぼ改善。5→1
まだ根本的にポイントを取りきれていない為現在も週一回程度のペースにて治療継続中。