インタビューInterview

「チーム鍼屋」設立への思い

日本には12万件の『治療院』があります。鍼師・灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師…という国家資格を持った先生が開業している『治療院』がそれ程の数、存在しているという事です。治療院の中には美容に特化したサロンや癒し系サロンなどもあります。国家資格治療院は衛生上の管理から保健所の厳しい申請や看板・広告などに沢山の規制があります。整体・カイロ・リフレクソロジー・もみほぐし…といった民間資格のお店も現代では増えており、規制のない看板は一般の方々の目につく事も多くなっています。

2007年1月に独立開業して以来、国立おざわ鍼灸・整骨院には多くの鍼師・灸師の先生方が社員として力を貸してくれました。鍼治療技術に特化した治療院の為、皆『鍼を打ちたい!鍼治療技術を学びたい!独立開業したい!』というアツい先生達が引き寄せられてきました。

当院で臨床経験を積み、独立開業。そして今でも連絡を取り合っている『元・社員』が多いです。私は常々『開業は簡単、それを3年・5年・10年と目標を持って続けて行く事が難しい』と社員にも伝えています。3年続けた事は5年続き、5年続けた事は10年続きます。そして10年続いた事・続けた事は30年続き、やっと実ります。『続けていく道』というのも人それぞれスタイルがあります。鍼治療院はワンオペで開業している所が多く、私も初めはアパートの一室、ベッド一台・施術者一名というスタイルで開業していました。だからこそ分かるのですが、忙しくなれば時間を作るのも難しくなり、常に学ぶ必要がある専門分野であるにもかかわらず、いつの間にか視野や行動範囲が狭くなっている事に気が付きます。

本院が開業10周年の時に銀座院を作りました。もうすぐ銀座院も4年目になります。銀座院は私にとって卒業して開業している社員との情報・共有のツール。銀座院に利益目的はなく、過去に私と関わりのあった、そしてこれからも信頼できる元・社員が『鍼治療』を行う現場として患者様に鍼の力に感動してほしいというコンセプトを提供する国立おざわ本院にとってのアンテナショップです。『こんな場所があったらイイ!』を形にした場所。 SNSで情報を気軽に得られる時代だからこそ、リアルな現場で感じる『経験(experience)』を大切にして欲しい。

現在チーム鍼屋には元分室院長高崎(現在Bリーグトレーナー)・川越すがぬま鍼灸院院長菅沼・美容鍼サロンPirce院長本橋・千住鍼灸治療院院長二宮が所属、依頼によりそれぞれが銀座院というアンテナショップにて予約をアプリ共有し、利用しています。

患者様がご自身のお身体を治すキッカケに鍼治療を選択して頂いた事に対し、我々鍼師はその期待に応えなくてはなりません。期待に応えられる経験と実績、そして場を提供する立場の私が信頼の出来る鍼師の集まり、これが『国立おざわの銀座院<チーム鍼屋>』です。

本院の社員にとっても卒業生が自身の院と銀座院で活躍する姿を見て、自身の卒業後のビジョンなどもチーム鍼屋の存在によって見えやすく(想像しやすく)なります。チーム鍼屋にとっても、本院社員にとってもwin-winな刺激になる環境は、チームと出会う患者様にとっても良きエネルギーとして伝わっていきます。

銀座にチーム鍼屋を作った国立市在住の鍼師は鍼治療の未来を思い、行動して参ります。