トピックス

トピックス
image

マインドハリネス®

『脳疲労』という言葉が少しずつ認知されると共に『脳は疲労する臓器である』という事が一般的に認知され始めています。そして『脳が疲れない環境を自分で創り上げていく』という環境を探す必要性が生まれてきました。
現代人の脳は今、大変に疲労しています。

そもそも脳は、常々活動していようとアイドリング状態を維持しています。

中でも『DMN回路(デフォルト・モード・ネットワーク)』という意識的な活動をしていない脳回路が存在します。DMN回路は大食漢で、脳の全エネルギーの60%〜80%を消費しています。

DMNは①内側前頭前野②後帯状皮質③楔前部④下頭頂小葉の4つから成ります。DMNは『人がさまよっている時』『自己へのとらわれ』がある時ほどエネルギーを消費します。

経験があるかもしれませんが、何もしていない1日ほど疲れを感じる明日があったりするものです。

まさにそれがDMN回路のエネルギー消費による脳疲労という状態です。つまり、丸一日仕事を休んでいても、何にもしていなくても、脳はずっと動き活動しているという事です。

意識していない時に活動している脳の回路がDMN回路(デフォルト・モード・ネットワーク)であり、脳疲労を回復させる為にマインドフルネス(瞑想)を出来る環境を作らねばなりません。

そこでマインドハリネス®︎

その疲れない脳を自分で創り上げていく…という手助けならぬ『鍼助け』をする為に『鍼治療+マインドフルネス』=【マインドハリネス®】という言葉を商標登録しました。

以前から患者さんに鍼治療を行うと『頭がスッキリする』『ポジティブになる』『落ち着く』『明確になる』という声があり、症状改善とは別に脳疲労が回復したからこそ得られるであろう体感を鍼治療を行う身として、そして実際に自分が鍼治療を受けてみて(実際に週1回〜2回の治療を数年間受けている)得られる脳感覚を広める必要性があると考えました。

脳疲労と鍼治療・マインドフルネスと響鍼点・鍼の響きと自律神経…全てを統括し『響きの鍼治療とマインドフルネスの体験を統合したい』という創造をしてきました。

実際にトリガーポイントに対してズーンと響く鍼を打ち、副交感神経が強制的に優位になったタイミングは『置鍼』の時間です。その15分の置鍼時間は『何も出来ない』という時間です。

日々活動していて、『何も出来ない』という時間を過ごす事はほとんどありません。①トリガーポイント刺激による響きが副交感神経を強制的に活性化②響きの鍼によるβエンドルフィン作用③15分の何も出来ない…という置鍼環境④呼吸だけに集中出来る今⑤頚部治療による浮腫環境の改善…このマインドフルネス環境を活かしてDMN回路の回復を促すことを【マインドハリネス®】と名付けました。

様々な疾患の治療を行なっている当院ですが、DMN回路のオーバーヒートによる脳疲労が原因による『西洋医学的な名前が付く病気』が増えている事を認知しています。

脳疲労改善により沢山の『病気』が治っていく可能性をとても大きく感じています。

image