メニエール病(眼振・悪心)の鍼治療

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症例報告
メニエール病(眼振・悪心)の鍼治療

【40代女性】

主訴

来院される3ヶ月くらい前にメニエール病の発作が起こり、眼振・悪心・嘔吐の症状がひどく出る。
肩や首の異常な緊張やリンパの腫れが目立つ。
寝汗もひどく、喉の違和感や耳が腫れているような閉塞感がずっとある。
気分が悪い時は何度も嘔吐してしまうこともある。
現在薬を服用しているが、人通りの多いところなどに行くと症状が再現しそうになる。
お薬ではなかなか改善せず、このまま服用するのもどうかと思い、ご家族のご紹介にてご来院されました。

視診・触診

視診では頚部全体に筋浮腫があり、触診では深層の筋が触知困難なほど表層の筋肉に緊張がありました。
ストレスや睡眠不足による皮膚緊張もありました。

治療

治療は深層の筋を治療するというよりは、皮膚緊張および表層の筋緊張を少ない刺激量で治療することに重点を置き施術致しました。

①胸鎖乳突筋乳様突起付着部のトリガーポイント
②頭板状筋後頭骨付着部のトリガーポイント
③僧帽筋(その奥にある菱形筋も含めて)の棘突起直側のトリガーポイント

この3点に治療を集中して行いました。

1回目:少ない刺激量でしたが、治療後に少し症状が悪化する。しかし2日ほどで改善する
3回目:少しずつ症状が緩和してくる。仕事も今まで夕方になると症状が悪化していたが楽になる。
5回目:ほぼ、仕事に支障が出なくなる。1日働いても大丈夫なレベルになる。

現在継続治療中・・・

メニエール病の鍼治療

メニエール病と診断されて鍼治療を受ける方も当院では少なくありません。
内耳の問題ももちろんありますが、それ以外にも皮膚の緊張や表層の筋肉の緊張などによってもメニエール病(の様な症状)が起こることがあります。
深層の筋肉のトリガーポイントが原因で自律神経の失調をまねいてメニエールと診断されるような症状が出現する患者様もいます。
いずれにしても薬物療法だけではなく、自律神経や筋肉のトリガーポイントから出現する関連症状なども考えてみることも大事な事でしょう。

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