寝違い

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症例報告
寝違い

【30代男性】

主訴

朝起きたら首が動かない。
動かそうとすると激痛がある。起きてあまりにも痛いため仕事を休み安静にしていた。
徐々に症状が更に悪化してきて全く首が動かなくなる。
痺れはない。
足がつるような感覚がずっと首にある。

問診

左に側屈していると楽である。
右回旋・屈曲が不能である。
お仕事は常にうつむいている姿勢にて行っている。
触診では首全体に筋緊張があり、触診が困難だった為、鍼治療のみの治療を行いました。

治療

トリガーポイントの収縮痛の概念から、右肩甲挙筋・頭半棘筋を中心に治療を行いました。
特に治療時、うつ伏せの状態でも右の肩甲挙筋を無意識に伸ばしている姿勢だった為、肩甲挙筋をメインにした治療を行いました。

  • ①肩甲挙筋

首を後ろに後屈出来ない事から頭半棘筋も治療部位としました。

  • ②頭半棘筋

治療結果

合計2回の連続的な治療で痛みはほぼ消失しました。

肩甲挙筋は肩甲骨から頚椎に付着する筋肉です。
首から肩甲骨を常に持ち上げている筋肉で、寝違いの代表筋です。
後屈したり、回旋したりと作用は様々で、寝ている時に不意に変な姿勢で肩甲挙筋に負担がかかり、トリガーポイントが強く活性化する事により寝違いの症状が出現します。
頚椎の6番目付近で捻じれながら頚椎の1番~4番に付着する筋肉で、頚椎6番目付近の捻じれの部位にトリガーポイントが形成されやすいです。

肩甲挙筋にトリガーポイントが形成されると、肩コリ・首コリはもちろんですが、ひどい場合は寝違いの様な強い症状、更には頭のバランスを取っている筋肉と言われている為メマイ症状や頭を急に動かした時のフラフラ感など、様々な症状に関連します。

普段の首コリや肩コリに気が付かない人ほど急な寝違い症状やメマイ・ふらつきといった不定愁訴にもつながる事が多い筋肉です。
鍼の刺鍼法も難しい部位なので技術が問われる部位でもあります。
季節の変わり目に、寝違いが増えます。
急な寒冷刺激や生活環境の変化によるストレスなどがあるとトリガーポイントが活性化して症状が出やすい身体の環境になります。

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