国立おざわ式、響鍼点とトリガーポイントについて。当院はベスト治療院100選に選ばれました

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響鍼点治療(骨格筋による説明)

響鍼点の筋肉別治療ポイント

例えば『首が痛い』という症状に対して一般の治療院では大まかに首の全体の治療を行います。当院では『首の○○筋にトリガーポイント(TP)が形成されてこの様な症状が出ている』と一筋一筋細かく調べる事を重要視しています。地道な作業ですが、それが患者様の症状の根治に繋がるのです。骨格筋にトリガーポイントが形成されると様々な症状が出ます。これからの時代は『ポイント治療で根治を目指す』です。
(※当院独自の響鍼点治療で用いるポイントに○印をつけています。ご参考になれば幸いです。)
骨格筋の図
○印は響鍼点の治療部位 
①骨格筋の名前
②その筋にTPが形成されるとどの様な症状が出るか
部位:首  <首に関係する当院で扱う疾患名>
頚椎症・頚椎ヘルニア・むち打ち症・頚性神経筋症候群(CNMS)・自律神経失調・パニック障害・うつ病・顎関節症・頭痛・眼精疲労・不眠症・難聴・寝違い・耳鳴り・耳閉塞感・メマイ・悪心・のどの違和感など
 
①僧帽筋
②目の疲れ・肩凝り・頭痛
背中の張り・不眠など
※肩をすくめるような動きをする筋肉です。体表から最も触りやすい位置にある為冷え等の外的要因によりトリガーポイントが活性化する部位です。いわゆる肩こりの代表筋です。
①頭板状筋
②頭痛・首凝り・耳鳴り・耳閉塞感・難聴・寝違いなど。斜め上を見る様な動きをする筋肉で、首の細かい動きに関係します。半棘筋と共に後頭骨に大きく付着する筋肉の為、この部位にトリガーポイントが形成されると頭痛症状などが出現します。その他不定愁訴などを合併する事が多く、重要な治療部位となります。
①頚板状筋
②首凝り・背中の張り・背中の詰まり感・咳症状・腕の痺れなど。自律神経症状が出た時は棘突起付着部の頚板状筋を治療する事が重要です。例えば高血圧や自律神経疾患、長く続く咳症状、動悸などがある場合はこの部位を治療する事が必要です。手技療法に関しても骨の際を丁寧にほぐすと症状緩和になります。
①半棘筋
②首の痛み・寝違い・頭痛・
目の痛み・のどの痛み・顎の痛み・
自律神経疾患・不眠・視力の減退
パニック障害・うつなど
※骨際にべったり付着する筋肉でストレートネックなどの骨格を持つ患者様の最も悪くなりやすい筋肉です。自律神経に関わる筋の為、心療内科系疾患に有効な部位です。
①肩甲挙筋
②肩凝り・首の痛み・頭のフラフラ感・
喉の痛み・吐き気・寝違い・頭痛・メマイなど
※肩甲骨の内上角から頸椎の横突起に付着する筋肉です。肩甲骨を定位置にぶら下げている様な筋肉で、重い頭のバランスをとっていると言われています(なので悪くなるとメマイやフラフラ感が出やすい)。頚椎の6番目付近で捻れる様に走行する珍しい筋肉です。
①胸鎖乳突筋
②のどのイガイガ・顎の痛み・のどの痛み
顔の歪み・頭の傾き・咳・自律神経症状・
パニック障害・うつ病など
※首の筋肉の中でも最も強力な筋肉である為負担が多くトリガーポイントが多く存在する筋肉の一つです。手技療法をしにくい部位であり、かつTPも沢山出来る部位なので鍼を使って広範囲に治療を行うと様々な症状に効果的です。
部位:腰  <腰に関係する当院で扱う疾患名>
腰椎椎間板ヘルニア・椎間関節性腰痛・筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰)・腰椎分離症・腰椎すべり症・慢性腰痛・便秘・生理痛・無月経・卵巣機能不全・潰瘍性大腸炎・ED(インポテンツ)・脊柱管狭窄症・冷え性など 
①最長筋と腸肋筋
②急性腰痛・筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰)・慢性腰痛・冷え性・脊柱管狭窄症・婦人科疾患・大腸疾患など
※腰を形成する重要な筋肉です。腰部の筋というのは『単純』なので大きな動きを力強く行います。最長筋と腸肋筋の筋肉の連結部にTPが出来やすい為、その部位をしっかり診る事が重要です。
①腰部多裂筋
②急性腰痛・筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰)・慢性腰痛・冷え性・脊柱管狭窄症・婦人科疾患・大腸疾患など
※人間の身体には少ない『抑制筋』という作用を持つ筋肉で、例えば体を右に捻れば左の多裂筋が、左に捻れば右の多裂筋が船の帆を引くように収縮する筋肉です。頑固な腰痛がある場合に有効な部位です。
①腰方形筋
②急性腰痛・筋筋膜性腰痛(ぎっくり腰)・慢性腰痛・骨盤の歪み・肩の高さの位置異常・歩く時につまずきやすい・骨盤の際の痛みなど
※12肋骨・肋骨突起・腸骨稜に付着する筋肉で、骨盤の挙上や体幹の側屈などに関わります。稀にこの筋肉が最大の要因で腰痛が出る事があります。骨盤の高さの位置異常がある場合はこの筋肉の響鍼点を治療する事により改善が見られます。
①大腰筋
②頑固な腰痛・靴下を履く時に痛い・階段を上る時に痛い・座る時にだらしなく座ってしまう・冷え性・頻尿・ED・腎疾患などに有効
※非常に深くにある最大の股関節屈曲筋。階段を大きく上る時や椅子に座った状態での太ももを上げる時によく使います。腎臓の後ろに存在する筋肉の為、この筋肉が悪くなると腎機能が低下し、頻尿や頑固な冷え性などの症状を引き起こします。深い部位の為長めの鍼を使って治療していきます。
部位:肩 <肩に関係する当院で扱う疾患名>
四十肩・五十肩・肩関節周囲炎・棘上筋炎・腱断裂・腱板損傷・石灰性沈着炎・腕内側の痺れ・腕外側の痺れ・手の冷え性・手の湿疹・指の痺れ・猫背・肩関節拘縮・脱臼後の肩関節の関節可動域制限など
①棘上筋
②四十肩・五十肩・石灰性沈着炎・肩を横に持ち上げられない(外転時の痛み)・腱板断裂などに有効
※きおつけの姿勢から約30度肩関節を外転させる時に収縮する筋肉で、常に重たい腕を支えている筋肉の一つ。肩関節は関節頭と関節窩が非常に浅く連結しており、その為に肩はよく動くように構造されている。この筋が悪くなると肩を横に上げる事が出来なくなる。ごくまれに棘上筋腱に石灰が沈着する事がある。これを石灰性沈着炎といい、肩関節の激痛を引き起こします。
①棘下筋
②四十肩・五十肩・石灰性沈着炎・腕の痺れ・指の痺れ・指の湿疹・肩の外旋制限・髪を洗髪する時の動作や、手を上げるなどの動作の時などに有効。強力な回旋筋腱板(ローテーターカフ)の一つ。
※棘下筋は1つで捉えるのではなく、下部繊維・中部繊維・上部繊維として3つの範囲で考える事が治療範囲の拡大にもつながる。強力な筋肉であり、この筋が悪くなると手が上がらなくなる。左図の赤いラインは各繊維間を分けるラインであり、その連結部に響鍼点が出来やすい。
①肩甲下筋
②四十肩・五十肩・石灰性沈着炎・エプロンを結べない・腕が背中に回らない・肩を回すとゴリゴリ音がする・ボールを投げた後に痛みが出る・猫背など
※肩甲骨の表にある筋肉で、普段は肋骨と肩甲骨の間に挟まれる様な形で存在している。エプロンを結ぶときの様な肩関節の動き(内旋)で収縮する。治療は肩甲骨を外転させた状態で行います。普段は『肩甲胸郭関節』という宙に浮いたような第二関節を形成している為このバランスが悪くなると肩を動かすとゴリゴリ音がするなどといった不快感を呈します。最後の方に残る四十肩五十肩の症状があったり、背中に手が回らない時にはこの筋肉の響鍼点を治療すると効果的です。
①三角筋(前部繊維)
②四十肩・五十肩・肩を前に上げると痛い・挙手できない・テニスのサーブやフォアハンドで打つ時に痛いなど肩の前面の全般的な痛みに関係
※いわゆる肩幅を作る筋肉が三角筋という筋肉です。水泳選手は肩幅が広くなりますが、これはクロールや背泳ぎなどで肩を回したりする事により三角筋が発達しているからです。三角筋はその名の通り三角形をしています。前から見える部分が三角筋の前部繊維、横から見える部分が三角筋の中部繊維、後ろから見える部分が三角筋の後部繊維といいます。それぞれ作用が違うので治療する時は鑑別が必要です。響鍼点はポイントとして存在するというよりも『索状硬結』として線上に触れる事が出来ます。
①三角筋(中部繊維)
②四十肩・五十肩・肩を横に外転すると痛い・ボールを投げる時に痛い・ゴルフのバックスイング時に痛い・荷物を持つと痛いなど
※この筋肉は強力な外転筋として肩を横に上げる動きを行います。棘上筋と三角筋の中部繊維は肩関節の外転を協力して行う筋肉です。(フォースカップル作用)三角筋の前部繊維と同じく索状の硬結として触擦する事が出来ます。肩関節は関節頭と関節窩が浅く連結しており、その為靭帯で最もよく動く関節と言われています。浅い連結だからこそ普段は筋肉に支えられており、どれか一つでも筋力が低下するとバランスが悪くなり四十肩や五十肩の原因となります。
①三角筋(後部繊維)
②四十肩・五十肩・肩を伸展すると痛みが出る・ボーリングのバックスイングで痛い・ソフトボールの球を投げる時に痛い・エプロンを結ぼうとすると痛い・歩行時に手を振ると痛いなど
※中部繊維・前部繊維と同じく索状の硬結として存在します。表面的に触れる部分と後部繊維の下に隠れている棘下筋との筋連結部に響鍼点が存在してそこから痛みが出ている事があります。その為棘下筋の収縮による痛みが三角筋の後部繊維の痛みに波及して痛みが増す事があります。棘下筋を治療する時に同じく三角筋後部繊維を一緒に治療する事により治療効果が上がります。
部位:股関節 <股関節に関係する当院で扱う疾患名>
でん部の痛み・股関節痛・股関節炎・変形性股関節症・先天性股関節脱臼後の痛み・股関節部の打撲・坐骨神経痛・足の痺れ感覚(重さ、違和感)・荷重による痛み・O脚・X脚・大腿骨頚部骨折後のリハビリなど
①腸骨筋
②股関節前面の痛み。階段を上る時に股関節が痛む。体育座りの様な姿勢を取ると股関節が詰まる。便秘症状にも有効な部位である。骨盤内の血流増加の為に治療する事により婦人科疾患などの改善も見込まれる。大腰筋と同じ部位に付着する為大腰筋と腸骨筋を合わせて大腰筋と呼ぶ。冷え性にも効果的な部位である。刺鍼の時は近くに腸管が存在する為骨盤部を沿う様に鍼をコントロールする必要がある。なかなか取れない股関節の前の痛みがある時は最終的に選択してもよい部位です。
①中殿筋
②股関節側面の痛み。荷重をかけると痛い。この部位に響鍼点が出来ると足の外側に痺れ症状が出る事があり坐骨神経痛と誤診される事がある。坐骨神経痛はお尻のてっぺんもしくは大腿後面(太ももの裏)に痺れが出る事が多く、大腿の側面(太ももの横)に痺れが出る場合は中殿筋が関係している事が多い。この筋肉が悪くなると足の長さが変わる仮性延長になり、徐々に骨盤の高さの異常などが起こる。冷え性が長い人などはこの筋肉も重要な治療部位である。腰部の筋は全て骨盤に付着しており、腰部に慢性的に症状を抱えて筋肉が固まってしまっている人は股関節に負担が溜まり、いずれは股関節痛が出る場合が多い。
①小殿筋
②中殿筋と似たような部位に症状が出る。中殿筋を治療する際に同じく治療する部位でもある。中殿筋を切除すると出てくる筋肉であり、前面は大腿筋膜張筋という股関節の屈曲・内旋を行う筋と筋連結している。大腿筋膜張筋はマラソンや体重負荷などにより悪くなる部位で、同じく筋連結している小殿筋にも響鍼点が出来る。股関節の治療では筋連結部を触察して刺鍼を行うとより改善が得やすい。
部位:膝関節 <膝関節に関係する当院で扱う疾患名>
変形性膝関節症・内側半月板損傷・外側半月板損傷・前十字靭帯損傷・後十字靭帯損傷・内側側副靭帯損傷・外側側副靭帯損傷・膝蓋骨骨折後の膝蓋骨拘縮・オスグットシュラッター病・膝裏の痛み・骨化性筋炎など。
①内側広筋
②膝の内側の痛み。変形性膝関節症に似た症状が出る為誤診されやすい。膝関節の狭小化が無いにも関わらず膝関節が痛いという症状が出る場合は内側広筋のトリガーポイントが痛覚過敏部位として発痛していると考えられる。高齢になると内側の筋肉から弱る為、大腿四頭筋の中では内側広筋が最も悪くなりやすい。ランニング時の膝の痛み・椅子から立ち上がる時・階段を降りる時などなど、初動時に痛みが起きやすいのが特徴である。
①大腿直筋
②下前腸骨棘から起始し、膝蓋粗面に停止する2関節筋。2関節筋とは2つの関節をまたぐ筋肉の事を言う。大腿直筋は股関節の屈曲と膝関節の伸展を行う筋であるため、この筋にトリガーポイントが形成されると股関節屈曲・膝関節伸展という動作をした時に痛みが出る事が多い。なかなか治らない股関節痛には大腿直筋を治療する事により寛解するケースが多く見られる。長い筋の為トリガーポイントが広範囲に形成される事が多く、集中的に治療を行わないと治癒が遅くなる事がある。
①外側広筋
②大腿骨にベッタリと広範囲に付着する筋。腸脛靭帯との筋連結もあり、ランニング時の大腿部外側の痛みや違和感がある場合は腸脛靭帯と一緒に治療する部位でもある。左の図では下三分の一を記しているが、腸脛靭帯との筋連結部や大腿骨付着部にもトリガーポイントが出来やすく、その部位に治療を行うと症状改善に繋がります。
①中間広筋
②大腿四頭筋の最も奥に存在する筋。膝の曲げ伸ばしなどにより痛みが出たり、循環改善を中心に治療を行う場合は深部の中間広筋までの治療を選択しても良いです。この筋肉が単独で悪くなるという事は稀で、なかなか他の筋を治療しても改善が得られない時に追加して考えても良い筋肉です。腱の部分が多く、筋-腱の異構造接合部を狙って治療を行うと良いでしょう。
部位:肘・前腕 <肘関節や前腕で当院で扱う疾患>
上腕骨内側上顆炎・上腕骨外側上顆炎(テニス肘・ゴルフ肘)・前腕の痺れや痛み・肘の屈曲や伸展動作での痛み)・CRPS・反射性交換神経性ジストロフィー・正中神経麻痺・尺骨神経麻痺・橈骨神経麻痺 
①腕橈骨筋
②上腕骨から橈骨に付着する筋。肘関節の屈曲に作用する。肘関節はいわゆる曲げ伸ばし(屈曲と伸展)が主な動作だが、この筋肉は主に前腕が中間位の時に肘関節の屈曲に作用する筋肉である。傘をさすような姿勢をする時などに収縮する筋肉である。ポイントは上腕骨起始部と肘関節下方の筋連結部に出来る。
①総指伸筋
②指を伸展する筋肉である。近年ではパソコン動作などが多くなり指を使う機会が多くなる事により総指伸筋に炎症が起こるケースが増えている。テニス肘の治療に用いる代表的な筋肉である。テニスではバックハンドテニス肘が多い。上腕骨起始部、及び筋腱移行部に痛みのポイントが起こる事が多い。鍼は直接付着部に対して打つ。
①浅指屈筋
②指を浅く曲げる筋肉。重いものを持ったりすると痛む。近年ではロッククライミングなどのブームにより前腕の代表的な屈筋群である浅指屈筋や深指屈筋が痛むケースが増えている。治療部位は内側上顆及び前腕の縁、筋腱移行部に対してアプローチすると効果が高い。
①深指屈筋
②指を深く曲げる筋肉。重いものを持ったりすると痛む。浅指屈筋と同じように指先を良く使う競技や重い荷物などを持つと痛む。握力を使う競技で力いっぱい拳を握るような動作を繰り返しているとこの部位に響鍼点が出来やすくなる。治療は浅指屈筋と同じような部位を狙う。ただし血管も近くに存在する為刺鍼には注意をする。
①回外筋
②ドアノブを回すような動きを行う筋肉。上腕二頭筋と共同して運動を行う。単独で痛む事もある。前腕の上部に存在する筋肉だが、時に手首の痛みにも大きく関わる事がある。刺鍼は橈骨部及び尺骨部を目指して行う。
①方形回内筋
②前腕を回内する為のみ存在する筋。この部位にトリガーポイントが形成されるとTFCC(三角線維軟骨複合体)損傷の痛みと似た症状を出す事がある。鍼治療の際は尺骨動脈や橈骨動脈を避けて治療を行う。ポイントは橈骨と尺骨の筋付着部に形成されやすい。なかなか治らない手首の痛みに有効。
①肘筋
②肘を完全に伸ばすと痛みが出る…という症状の時は肘筋を疑う。他肘が伸びきらない、肘の違和感が抜けない…という症状を出す事もある。尺骨にベッタリと付着する部位にトリガーポイントが形成されやすい。小さな筋の為尺骨を指標に触診及び刺鍼を行う。
①円回内筋
②上腕骨内側上顆から橈骨近位に付着している筋で、前腕の回内運動を行う。肘の痛みや前腕前面の痺れ症状を出す事がある。肘関節90度屈曲、手関節を掌屈した状態で前腕の回内運動を行った時に触知しやすい。肘の内側や橈骨付着部、中間部の筋連結部にトリガーポイントが形成されやすい。