国立おざわ鍼灸・整骨院 院長 小沢国寛著書、首コリ治療が日本を救う

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第6章:響く鍼治療『響鍼点治療』
この章では、当院独自の治療法である『響鍼点治療』についてご説明します。 『響鍼点(当社登録商標)』とは、『鍼治療による独特な響き感覚により、目には見えない痛みの発生点を、脳が認知する事が出来る真の疼痛発生点』です。 響鍼点への刺激によって得られる響き感覚を重視した鍼治療と充実した手技療法、それらを統合させたものが、当院でしか受けられない響鍼点治療です。

1:『響鍼点治療』がもたらす治療効果

●慢性疼痛疾患

日本の慢性疼痛疾患に対するアプローチというは非常に遅れています。慢性疼痛の疾患に対して痛み止めと湿布を処方する国は日本だけです。響きのポイントである響鍼点を的確に治療する事により、痛覚が過敏になっている部位の慢性疼痛の根治を目指す事が出来ます。

 また、慢性痛はストレスだけがその原因ではありません。何ヶ月も痛みに苦しめば、当然ストレスも溜まります。そこに脳の誤認も加われば、悪循環が始まります。ストレスが溜まった時に痛みレベルが上昇するケースは、慢性疼痛を抱える患者様なら分かる事でしょう。

 近年『慢性疼痛はストレスが原因である』という事が認知されているようですが、ストレスはあくまでも『疼痛を引き起こす痛覚過敏部位(トリガーポイント)を活性化させる要因の一つ』です。  痛覚過敏部位(責任トリガーポイント)を活性化させる要因は
①ストレス
②虚血(血流不足)
③冷え
④圧迫
⑤過度の筋収縮(反復を含む)
の5つであると、私は考えます。

 慢性痛がある部位にはコリが存在し、そのコリは要因によって活性化し痛みを増悪させてしまうという事です。慢性的な痛みのループを回避する為にも、抗ストレス作用のある鍼の響き(響鍼)による治療は有効なのです。

●自律神経症状

 近年のストレス社会により、ヒトの身体は交感神経緊張症状となっています。その結果、免疫機能の低下・ストレス感受性の増加・普段からの痛みの部位の悪化など、様々な症状が引き起こされます。

 自律神経機能が乱れると、身体に様々な障害が出てきます。的確に響鍼点を刺激すると、副交感神経機能が活性化するため、免疫の活性・ストレスに対する防御力・痛みの抑制効果などが期待できます。

 響鍼点治療を受けた事がある人ならわかると思いますが、コリの根本を刺激した後は副交感神経の活性で動くようになる消化器系が活性化しお腹がよく動くようになります。

 骨格筋に対するアプローチで様々な部位にアプローチできる響く鍼治療は、現代人にとって、予防医学になり得る治療です。

2.脳の誤認を外す、響鍼点治療~痛いと感じているのは脳である~

 慢性的な症状には『脳の誤認~脳が感じている痛み~』が、必ず存在しています。

 痛みは3ヶ月~6ヶ月続くと慢性痛になります。

 朝起きると腰が痛い・顔を洗う時に腰が痛い・靴を履く時に腰が痛い…。なんらかの動作を行う時に『この動作をすると腰が痛くなる』と、脳にインプットされている事があります。これが『脳の誤認』です。本人が全く気にしていなくても、痛みと言うのは動物の中でも最も原始的な感覚と言われており、順応が鈍い感覚でもあります。つまり一度脳の誤認が起こると痛みが慢性化し、頑固な痛みとなるのです。

 脳の誤認といっても、その部分が悪くない訳ではありません。実際にその部分に痛覚過敏部位(責任トリガーポイント)が形成されている事は間違いないのです。脳の誤認が、10の痛みを20にしてしまっているだけなのです。脳の誤認を根治させるには『悪いところは、ここだ!』と患者様自身が感じる認知覚が重要になります。響鍼点に鍼が当たると『響鍼(鍼がズーンと響く)』が起こります。響きによって得られる、その鍼の響きが脳の誤認の鍵を外し、慢性疼痛の根治に繋がっていくのです。