国立おざわ鍼灸・整骨院 院長 小沢国寛著書、首コリ治療が日本を救う

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第2章:首こりは万病の元

3:なぜ、CNMSは発病するのか

 いわゆる『首コリ』が原因で発症します。
 首はなぜコリやすいのでしょう?
 人間の頭の重さというのは約5キロあります。つまり人間の首は、大きなスイカを常に支えている様な部位なのです。現代に多いパソコン作業やゲームなど、うつむく姿勢を取る事が多い生活をしていれば、当然首が凝ります。

 首が凝りはじめると、筋肉の浮腫などにより、いわゆる副交感神経の圧迫症状が起きて、身体は交感神経緊張状態となり、知らず知らず自律神経のバランスが取れなくなってしまいます。それこそがCNMSの原因なのです。

 首は細かい動きを行う為、様々な作用を行う筋肉が沢山付着しています。単純に首コリというと大きい分類になってしまいますが、当院では首コリを細かく触察して、一筋一筋調べながら治療を行う事を重要視しています。

 しかし『首コリ』だけで、大きくまとめてしまってはいけません。
 “首のコリ”と大まかに括ってしまうと、症状は改善しにくいです。なぜならばコリのある一筋一筋それぞれにより、出現してくる症状が違うからです。僧帽筋・頭半棘筋・頚半棘筋・頭板状筋・頚板状筋・大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋・頭最長筋・胸鎖乳突筋・肩甲挙筋・多裂筋・回旋筋…頚部の後ろの筋肉と横の筋肉だけでもこれだけの筋肉があります。“首のコリ”というとこれらを一括りにしてしまう事になりますが、○○筋のコリと△△筋のコリでは、出てくる症状が違うのです。

 例えば職場のパソコンが少し右の位置にあれば、首は右回旋します。右回旋している状態が長ければ首の右に回旋する筋肉が凝り始めます。植木職人や建設現場で上を向く機会が多ければ、頚部伸展により凝り始める筋肉もあります。“首の筋肉が凝った”といっても、凝っている場所は違います。凝っている場所が異なれば、出現する症状も異なります。つまり筋肉一筋一筋を細かく診て治療する事が、CNMS改善への近道なのです。