国立おざわ鍼灸・整骨院 院長 小沢国寛著書、首コリ治療が日本を救う

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トピック1 噛み合わせの勘違い

噛み合わせの勘違い

 『噛み合わせが悪いから首・肩が凝るんですか?』
 歯医者さんに行っている患者様から、この様な質問をよく受けます。実際に噛み合わせを調整して良くなった人もいれば、逆に今まで出ていなかった症状が出現する人もいます。

 歯というのは、上の歯と下の歯が少し触れ合っているだけでも大きな力を発生します。 上あごは動きませんが、下あごは『咀嚼(そしゃく)筋』という4つの筋肉により様々な動きの咀嚼運動を行います。 ご飯を右で咬む・左で咬む。頬づえを右手でする・左手でする。寝ている時に、歯ぎしりをする。 これらは全て、噛み合わせ・首のコリ・顎関節症などに関連しています。

 噛み合わせが極端に悪ければ、一日何度も行う咀嚼運動により左右差が出るでしょう。それにより咀嚼筋や頚部にコリが形成され、症状を出すかもしれません。 首のコリがあれば眠りも浅くなり、歯ぎしりもするでしょう 顎関節症があれば、痛みにより咀嚼運動や開口運動が厳しくなるのです。 単純に『噛み合わせ』と言っても多くの原因が存在します。噛み合わせだけを治しても症状は改善しないでしょう。

 利き腕があるように利き足もあります。利き背筋や利きアゴもあるのです。必ず左右差がそこに存在しており、身体のバランスをとっています。 左右対称が良いと誰が決めたか分りませんが、左右差が極端で無い限りは、異常はそこまで出ないものです。 首に痛みがある場合、噛み合わせを治したとしても、痛みがある場所には必ずトリガーポイントが存在します。噛み合わせを治したことにより活性化していたトリガーポイントがとりあえず沈静化したとしても、また活性化した時には首の痛み+αの症状を出す可能性があります。

 当院では噛み合わせの治療は重要視していないので行いませんが、患者様がその様に感じているという事を重要視しながら首のコリ治療を行います。 首の治療を行いながら咀嚼筋(顎の奥の筋肉)などの鍼治療を行っていく事により、噛み合わせが悪いかもしれないという不安感が無くなります。